2024/05/04

Taiwan Today

政治

科技部代表団が米訪問、AI・宇宙分野の協力関係強化で

2019/07/19
科技部の陳良基部長(前列右から3人目)率いる代表団は、米国を訪問し、米国立標準技術研究所と「2019年台米科学技術分野における双方の協力会議」を開催した。AIや宇宙分野における研究のパートナーシップ強化を目指す。(科技部ニュースサイトより)
科技部(日本の文部科学省に類似)の陳良基部長はこのほど、代表団を率いて米国を訪問し、技術、産業、工業などに関する規格標準化を行う米政府機関、米国国立標準技術研究所(NIST)と「2019年台米科学技術分野における双方の協力会議」を開催した。今後の提携方針やメカニズムを討議し、台米双方の科学技術分野でのパートナーシップ強化をねらう。
 
多数の医学系国立研究所で構成されている米国国立衛生研究所(NIH)のDr. Michael Gottesman副所長も同会議に出席した。Dr. Michael Gottesman副所長は同会議で、「台湾からは現在、40名の博士研究員がNIHに在籍しており、台米で提携したプロジェクトは79件ある。NIHは、各分野における台湾との提携プロジェクトを非常に重視している」とスピーチした。
 
陳良基部長は、同会議中に、今後、台米が提携して取り組むテーマが、人工知能(AI)研究まで拡大することを望んでいると語った。陳良基部長はさらに、台湾には情報通信分野の科学研究における優位性や整備された健康保険データベースがあり、将来はこれらをベースに協力研究を進めることができるとの見通しを示した。
 
台米国による二国間科学技術協力プロジェクトに基づいて開発された人工衛星「フォルモサット7号」が、6月に打ち上げを成功させたことは、近年の台米科学技術協力の歴史において重要な節目となった。科技部代表団はまた、同会議に出席した海洋及び大気に関する調査・研究を行う米国海洋大気局(NOAA)の代表団と、宇宙や海洋などのテーマについて意見交換を行った。双方は、今後の宇宙協力に関する計画の提携について、楽観的な見通しを示した。

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