2024/05/02

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世界警察消防競技大会、台湾勢は開催から3日でメダルラッシュ

2019/08/13
2019年第18回世界警察消防競技大会でメダルを獲得した台湾代表の選手たち。前列右から4人目は、柔道の成年女子無差別級で二連覇を達成した盧静盈選手。(警政署提供、中央社)

世界の警察官や消防士が参加する奇数年に1度のスポーツイベント、「2019年第18回世界警察消防競技大会(World Police and Fire Games)」は、8日から18日まで中国大陸四川省・成都で開催されている。中華民国内政部警政署(日本の警察庁に相当)が12日に発表したところによると、参加している台湾代表の選手は、競技開始から3日間で、金メダル4個、銀メダル3個、銅メダル8個獲得というメダルラッシュが続いている。この3日間に行われた競技は、水泳、ハーフマラソン、柔道、アームレスリング、トレイルランニングの5種目。

そのうち女子柔道では、台湾北部・新北市警察局三重分局の警察官、黄佩紋選手、金山分局の警察官、盧静盈選手、警政署保安警察第1総隊の隊員、韓宜頻選手の3人がそろって金メダルを獲得した。盧静盈選手は、今回が3度目の世界警察消防競技大会への参加となった。さらに今回、同大会における柔道の成年女子無差別級で二連覇を達成し、2度目の金メダル獲得を果たした。

一方、父親と同じ道に進んだ台湾北部・桃園市警察局の警察官、連英傑選手は、同大会に初めて出場した。柔道・成年男子90キロ級に出場した連英傑選手は、体重81.8キログラムと同階級では不利な条件にありながら、モンゴル代表の選手を2度破って、金メダルを獲得した。

幼少の頃から柔道を心から愛し、親しんできた連英傑選手の一家では、姉弟4人とも柔道で輝かしい活躍を見せている。姉の連珍羚選手は、オリンピックの台湾代表候補に選ばれている。今月末には、2020年に開催される東京オリンピックのテストイベントとされる2019世界柔道選手権東京大会に出場するため、日本への訪問が控えている。

警政署は、引き続き台湾代表選手が、同大会の各種目で予選を通過し、好成績を収めるとの見通しを示した。

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