2024/05/09

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国立清華大学OB、大学に美術館寄贈へ

2019/08/13
国立清華大学は8日、同大学の卒業生である謝宏亮さんの寄付を受け、キャンパス南側の空き地に美術館を建設する計画を明らかにした。この美術館は「謝宏亮現代美術館」と命名。2022年に竣工する予定。写真左は同大学の賀陳弘学長。(国立清華大学提供、中央社)
国立清華大学(台湾北部・新竹市)は8日、同大学の卒業生である謝宏亮さんの寄付を受け、キャンパス南側の空き地に美術館を建設する計画を明らかにした。この美術館は「謝宏亮現代美術館」と命名し、2020年に着工し、2022年に竣工する予定。
 
実業家である謝宏亮さんは1973年、同大学物理系(=学科)を卒業。芸術を好み、プライベートのコレクションも豊富だ。以前から母校に対する寄付などを積極的に行っており、清華大学の創立100周年にはフランスの彫刻家ロダンの作品「考える人」(オリジナル)を同大学に寄贈した。現在、総合図書館のわきに設置されている。
 
国立清華大学が8日に開催した美術館寄贈式典で、謝宏亮さんは「清華大学にもし美術館が1つあれば、(建設計画のある)コンサートホールとの相乗効果によって人々の精神のレベルをより豊かにしてくれることになるだろう。そして、これは清華大学と社会全体の文化の向上にとって必ず役立つだろう。ハイテクと文化の融合によって、この美術館が歳月の経過に耐えうる、そして良い芸術品を展示できるものになるよう期待している」と述べた。
 
「謝宏亮現代美術館」は地上2階建て、地下1階建て、敷地面積は約1,000坪となる。空き地部分と森林を結合させ、全体的に清華大学のランド・アートと一体化するようなデザインとなる。また、環境に優しいグリーンビルディングとなる。2022年竣工予定。完成後は新竹の新たなランドマークとなると期待されている。
 

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