2024/05/07

Taiwan Today

政治

比でアフリカ豚コレラ発生の疑い、同国からの渡航客を手荷物検査対象に

2019/08/19
台湾のアフリカ豚コレラ中央災害対策センターはきょう(19日)零時より、フィリピンからの全ての渡航客について、桃園国際空港(台湾北部・桃園市)でX線検査装置を使った手荷物検査を開始した。写真は、フィリピンがアフリカ豚コレラ「高リスク地域」に列挙されたことを伝える行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)の陳吉仲主任委員(=大臣)のフェイスブックの投稿。(陳吉仲主任委員フェイスブックより)
台湾のアフリカ豚コレラ中央災害対策センターはきょう(19日)零時より、フィリピンからの全ての渡航客について、桃園国際空港(台湾北部・桃園市)でX線検査装置を使った手荷物検査を開始した。
 
信頼できる消息筋によると、フィリピンのブラカン州及びリサール州でアフリカ豚コレラ(ASF:African Swine Fever)が発生した可能性がある。しかし、フィリピン当局はまだこの事実を国際獣疫事務局(OIE)に通報していない。アフリカ豚コレラ中央災害対策センターはアフリカ豚コレラの台湾への感染拡大を未然に防ぐため、19日零時よりフィリピンからの渡航客全員に対して、桃園国際空港でのX線手荷物検査を実施することを決定した。それ以外の空港ではすでに、すべての渡航客の預け荷物(受託手荷物)と機内への持ち込み手荷物について、財政部関務署(=税関)によるX線検査と、行政院農業委員會動植物防疫檢疫局(=日本の動物/植物検疫所に相当)の検疫探知犬による取り締まりが実施されている。
 
桃園国際空港については利用者が多いことから、現在は預け荷物(受託手荷物)について全面検査を実施しているほか、機内への持ち込み手荷物に関してはアフリカ豚コレラがすでに発生しているか、あるいはその周辺国・地域の高リスク地域からの渡航客のみ、空港でのX線検査の対象としている。これまで対象となっていたのは中国大陸、香港、マカオ、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー、タイ、北朝鮮、韓国、ロシアからの渡航客で、これにフィリピンが加わることになった。
 

ランキング

新着