2024/05/05

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ポケモンワールドチャンピオンシップス、台湾10歳男児が優勝

2019/08/20
米ワシントンD.Cで16日に開催された「ポケモンワールドチャンピオンシップス」で、中華民国(台湾)の国旗を羽織って決勝に臨んだ呉比(Pi Wu)くん(10歳)がビデオゲームのジュニア部門で優勝した。(Pokémonフェイスブックページより、自由時報)
ポケットモンスターのゲーム及びカードゲームの世界一を決める公式大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス(英語:Pokémon World Championships)」が16日、米ワシントンD.C.で開催された。世界50カ国・地域から選手が集まる中、中華民国(台湾)の国旗を羽織って決勝に臨んだ呉比(Pi Wu)くん(10歳)がビデオゲームのジュニア部門で優勝した。
 
ポケモンワールドチャンピオンシップスは年に1度開催されるポケモンゲームの公式大会。台湾から参加した呉比くんは、初戦から順調に勝ち進み、ビデオゲームのジュニア部門で優勝。台湾人としては初の同大会優勝者となった。
 
ポケモンワールドチャンピオンシップスはビデオゲーム部門、カードゲーム部門、ポッ拳部門の3部門があり、さらに年齢別にジュニア、シニア、マスターの3部門が設けられている。
 
呉比くんの兄、呉震くんもポケモンゲームのプレーヤーとして知られ、ポケモンワールドチャンピオンシップスにも過去に何度か出場している。優勝後の取材で、呉比くんは兄と家族への感謝を口にした。
 
今回は選手としてだけでなく、呉比くんのコーチとして出場した兄の呉震くんは、「2016年大会のチャンピオンと戦って敗退したくやしさをバネに、弟の指導に全力で当たった。弟が優勝できたことを本当に誇りに思う」と喜んだ。
 
呉比くんは決勝でイギリスの選手Teddy Frenchくんと対戦した。優勝した呉比くんには、ピカチューの優勝カップと賞金1万米ドルが贈られた。台湾人がこの大会で優勝するのは初めてのことで、台湾のネットユーザーやポケモンゲームの愛好家たちは「台湾版サトシ(サトシはアニメ『ポケットモンスター』に登場する男の子)」と、その快挙を称えた。
 
呉比くんは中華民国の国旗を羽織って決勝に臨んだ。台湾人が決勝に進出するのは初めてであることから、大会に出場した台湾人選手らが話し合って、呉比くんに国旗を羽織らせることを決めたという。
 
呉比くんは台北市(台湾北部)の再興小学(=小学校)に通う3年生の児童。担任の林栄君先生によると、呉比くんはゲームのために学業をおろそかにすることなく、国際大会に出場することを目標に、努力して英語を学び、学校の成績も伸びている。「ゲームをするからといって、子どもが悪くなることはない」と林栄君先生は指摘している。
 

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