2024/05/04

Taiwan Today

政治

比でアフリカ豚コレラ発生、同国から豚肉製品持ち込みを厳罰対象に

2019/09/10
行政院農業委員会の陳吉仲主任委員は自身のフェイスブックページで、フィリピンがアフリカ豚コレラ発生国に加わったことにより、同国からの渡航者に対する豚肉製品の持ち込みについて罰則基準を引き上げたことなどを伝えた。(陳吉仲主任委員フェイスブックページより)
台湾のアフリカ豚コレラ中央災害対策センターは9日午後4時より、フィリピンからの渡航客による豚肉製品の持ち込みを厳罰対象に加えた。フィリピン農務省が同日、フィリピン国内でのアフリカ豚コレラの感染が確認されたことを公表したことを受けた措置。
 
フィリピンでは8月中旬、アフリカ豚コレラが発生した可能性があると指摘されていたが、当局がこれを公式に認めていなかった。台湾はこの消息を受け、同月19日よりフィリピンをアフリカ豚コレラ感染高リスク地域とみなし、フィリピンからの全ての渡航客について、桃園国際空港(台湾北部・桃園市)でX線検査装置を使った手荷物検査を行っていた。
 
台湾では「動物伝染病防治条例」第45之1条の規定と、行政院農業委員會動植物防疫檢疫局(=日本の動物/植物検疫所に相当)が2018年12月28日に公告した罰則基準に基づき、9日午後4時をもって、フィリピンからの渡航者による豚肉製品の持ち込みについて罰則基準を引き上げた。豚肉製品の持ち込みを発見した場合、初回の摘発で20万台湾元(約70万日本円)、2回目以降は100万台湾元(約350万日本円)の過料を科す。外国人渡航者が過料の支払いを拒否した場合、その身柄を移民署(日本の入国管理局に相当)に引渡し、入国を拒否することができる。
 
フィリピン当局が国内でのアフリカ豚コレラ発生を認めたことにより、アジア地域におけるアフリカ豚コレラ発生国は、中国大陸、モンゴル、ベトナム、カンボジア、北朝鮮、ラオス、ミャンマー、フィリピンの8カ国となった。
 

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