2024/04/30

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仏アングレーム漫画祭2020の台湾館、テーマは情熱の炎

2019/09/11
第47回アングレーム国際漫画祭2020の台湾パビリオンのテーマは「情熱の炎(Passion)」。台湾漫画家の創作の炎は、現在まで絶やさず燃え続け、台湾漫画業界を発展へと導いてきた。(中央社)
フランスで毎年開催される欧州最大規模の漫画イベント、「第47回アングレーム国際漫画祭2020(Festival International de la Bande Dessinée d'Angoulême)」について、台湾ではこのほど、台湾パビリオンのキュレーター及び設置を請け負う台湾の出版社、大塊文化が記者会見を開催し、概要を紹介した。
 
前回のアングレーム国際漫画祭で台湾は、「台湾漫画三重奏(Taiwan Comic Trio)」をテーマにした台湾パビリオンを設置、過去数十年に渡る台湾漫画における発展の特徴を紹介した。
 
2020年の台湾パビリオンのテーマは「情熱の炎(Passion)」とし、現在の台湾漫画家たちが、創作の炎を燃やし続けていることを伝える。台湾漫画家たちがアングレーム国際漫画祭へ参加することへの情熱やその成果が、読者を魅了し、訪れた人たちに大きな関心を持たれることが期待される。
 
情熱の炎をテーマとする台湾パビリオンは、2つの概要に分かれている。一つ目は、創作エネルギーに満ち溢れた現在の台湾漫画家。
 
2020年のアングレーム国際漫画祭には、台湾から7名の漫画家が参加する。そのうち台湾パビリオンで作品を紹介するのは、台湾で最高栄誉とされている漫画賞「金漫奨」の今年の年間漫画賞受賞者など選び抜かれた4名。そのほかの3名は、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムの招へいを受けてアングレームに滞在したことがあるPenpoint(筆頭) さん、NINさん、仏ブロワで開催されるbd BOUM漫画祭のアーティスト・イン・レジデンス・プログラムに参加し、各国の漫画家との交流や提携を行った台湾漫画家。
 
さらに、第47回アングレーム国際漫画祭及び写真共有アプリ「インスタグラム」と連動させたコンクール「 Draw Me Comics」のノミネートあるいは受賞者の作品も台湾パビリオンに展示される予定だ
 
二つ目は、台湾とアングレーム国際漫画祭にリンクした漫画家の作品。2012年から2020年までアングレーム国際漫画祭に出展することによて、版権が海外に販売される作品、及びアングレーム国際漫画祭から刺激を受けたり啓発されたことによって生まれた作品などが含まれる。
 
アングレーム国際漫画祭は、1974年から仏アングレーム市で開催されている。世界で最も知名度が高い漫画祭の一つとも言われ、開催時期は毎年1月で、会期は4日間。同漫画祭で開催されるイベントは、漫画家による交流や作品展示、講演会、ファンミーティング、ライブパフォーマンス、プロジェクターによる上映など多岐にわたる。

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