2024/05/07

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THE世界大学ランキング、国立台湾大学は120位に躍進

2019/09/12
イギリスの高等教育情報誌「ザ・タイムズ・ハイアー・エデュケーション」による2020年度版の世界大学ランキングで、国立台湾大学は前回から一気に50位ランクアップして120位に。写真は国立台湾大学の正門。(国立台湾大学のウェブサイトより)
イギリスの大手日刊紙タイムズが発行する高等教育情報誌「ザ・タイムズ・ハイアー・エデュケーション(The Times Higher Education、THE)」が11日(現地時間)、2020年度版の世界大学ランキング(World University Rankings 2020)を発表した。16年目となる今回は92の国・地域における1,300を超える大学を評定対象にランク付けが行われた。
 
中華民国(台湾)からは前回の32校から4校多い36校が評定の対象に入った。国立台湾大学(台湾北部・台北市)は上位200位の大学として最も大きく順位を上げており、前回の170位から一気に120位へと50位上昇した。国立清華大学(同北部・新竹市)と台北医学大学(台北市)も上位400位入りを果たした。国立台湾大学と台北医学大学が順位を上げた主な原因は論文が引用されることによる影響力及び研究環境で高評価を得たこと。一方、国立清華大学は教学環境、研究環境、企業からの研究経費などの項目がより高く評価された。
 
これらの大学以外では、中国医薬大学(台湾中部・台中市など)、国立交通大学(新竹市)、国立台湾科技大学(台北市)、国立陽明大学(台北市)が501位から600位までの間。国立成功大学(同南部・台南市など)と国立台湾師範大学(台北市)は601位から800位までの間にランクされた。
 
801位から1,000位までの間には、亜洲大学(台中市)、長庚大学(台湾北部・桃園市)、輔仁大学(同北部・新北市など)、高雄医学大学(同南部・高雄市)、国立中央大学(桃園市)、国立政治大学(台北市)、国立東華大学(同東部・花蓮県など)、国立中山大学(高雄市)、国立台北科技大学(台北市)がランクイン。
 
一方で、朝陽科技大学(台中市)、中原大学(桃園市)、逢甲大学(台中市)、義守大学(高雄市)、銘伝大学(台北市、桃園市)、国立彰化師範大学(同中部・彰化県)、国立嘉義大学(同中南部・嘉義市/県)、国立勤益科技大学(台中市)、国立中正大学(嘉義県)、国立中興大学(台中市)、国立高雄大学(高雄市)、国立台北大学(台北市、新北市)、国立台湾海洋大学(同北部・基隆市)、国立雲林科技大学(同中部・雲林県)、淡江大学(新北市など)、東海大学(台中市)、慈済大学(花蓮県)、元智大学(桃園市)は上位1,000位からは漏れた。
 
THEのランキング編集者、Ellie Bothwell氏は、「伝統のあるイギリスや米国のエリート校、並びにアジアからの各大学の競争は熾烈である中、国立台湾大学が一気に50位上昇したのは飛び抜けた現象だ。国立台湾大学による研究のクオリティと影響力はいずれも向上を続けている。しかし、今後さらに順位を上げていくには、教学環境と国際的な協力関係の改善に向けた投資を継続していく必要がある」とコメントしている。
 
 

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