2024/05/20

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海洋委員会海巡署が探知犬チーム結成、薬物や畜産品などの取締りに期待

2019/09/17
海洋委員会海巡署は16日、北部分署竹囲営区にて「海巡偵捜犬区隊」と名付けた探知犬チームを結成した。探知犬が得意とする嗅覚を活用し、水際対策の強化につなげたい考え。(中央社)
アフリカ豚コレラに感染した豚肉製品や新興薬物が台湾へ持ち込まれることを防ぐため、海洋委員会海巡署(日本の海上保安庁に相当)は16日、北部分署竹囲営区にて「海巡偵捜犬区隊」と名付けた探知犬チームを結成した。探知犬が得意とする嗅覚を活用し、水際対策の強化につなげたい考え。
 
海洋委員会海巡署の陳国恩署長によると、同署は2000年、国防部軍犬育訓中心(=軍用犬訓練センター)から軍用犬200頭余りを譲り受け、海岸パトロールに投入していた。これは主に密入国や密輸などを取り締まるためだったが、新たな軍用犬が投入されなかったこともあり、2015年にその歴史に幕を下ろした。
 
陳国恩署長によると、現在、竹囲営区に配置している探知犬候補は15頭。品種はラブラドール・レトリバー、ジャーマン・シェパード・ドッグ、ベルジアン・シェパード・ドッグ・タービュレン、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルなど。これから4か月間にわたり、農畜産品、薬物、爆発物などを探知する訓練を受けるほか、ハンドラーとの信頼関係を築き上げる。2020年に現場に投入される予定だ。
 

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