2024/05/01

Taiwan Today

政治

韓国でもアフリカ豚コレラ発生、豚肉製品持ち込みを厳罰対象に

2019/09/18
韓国でもアフリカ豚コレラの発生が確認された。台湾では17日午後1時をもって、韓国からの渡航客による豚肉製品の持ち込みを厳罰対象に加えた。写真はこれを伝える行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)陳吉仲主任委員(=大臣)のフェイスブックの投稿。下の方には「守護台湾猪 関鍵時刻(=台湾のブタを守ろう、いまが重要な時期だ)」と書かれている。(陳吉仲主任委員フェイスブックより)
台湾のアフリカ豚コレラ中央災害対策センターは17日午後1時をもって、韓国からの渡航客による豚肉製品の持ち込みを厳罰対象に加えた。韓国でもアフリカ豚コレラの発生が確認されたことを受けたもの。
 
台湾桃園国際空港(台湾北部・桃園市)では、韓国からの渡航者全員を手荷物検査の対象に加えた。これらの渡航者の荷物から豚肉製品が発見された場合、初回の摘発で20万台湾元(約70万日本円)、2回目以降は100万台湾元(約350万日本円)の過料を科す。外国人渡航者が過料の支払いを拒否した場合、その身柄を移民署(日本の入国管理局に相当)に引き渡し、入国を拒否する。これにより、東北アジアでアフリカ豚コレラの発生が確認されていないのは日本を残すのみとなった。
 
アフリカ豚コレラ中央災害対策センターの公式サイトによると、台湾桃園国際空港ではすでにアフリカ豚コレラの発生が確認された、あるいはその周辺の国や地域を「高リスク地域」とみなし、X線検査装置を使った手荷物検査の対象としている。当初対象となっていたのは中国、香港、マカオ、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー、タイ、北朝鮮、韓国、ロシア、フィリピンの12カ国・地域。今月6日にマレーシア、シンガポール、インドネシア、ブルネイの4カ国が、17日に韓国がこれに加えられた。
 
台湾桃園国際空港では現在、行政院農業委員會動植物防疫檢疫局(=日本の動物/植物検疫所に相当)と民間の警備会社が協力し、全体の68%に当たる渡航者の機内持ち込み手荷物についてX線検査装置を使った検査を実施している。今後日本でもアフリカ豚コレラが発生した場合、台湾桃園国際空港では手荷物検査の対象が全体の80~90%以上に達することになる。
 

ランキング

新着