2024/05/04

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政治

台北市の百貨店・量販店、来年から使い捨て食器が禁止に

2019/09/18
台北市の百貨店・ショッピングモールのフードコート54か所では来年1月1日から、紙やプラスチック製など各種の使い捨て食器の使用が禁止される。台北市では市政府庁舎や学校で既に実施されている。(行政院環境保護署提供、聯合報)
台湾北部・台北市政府環境保護局(台北市環保局)は、2016年4月から台北市の市政府庁舎における使い捨て食器及びメラミン樹脂製食器の使用を禁止している。台北市環保局は、環境保護に対する市民の意識改革のために、「内から外へ」、「官から民へ」の原則のもと、徐々に使い捨て食器の使用制限を推進している。そのような中、2020年1月1日からは、同措置の範囲が更に拡大し、台北市の百貨店・ショッピングモールのフードコート54か所で、使い捨て食器の使用が禁止となる。違反した場合は、「廃棄物清理法(廃棄物処理法)」の第51条によって、1,200~6,000台湾元(約4,100~2万700日本円)の罰金が科される。
 
台北市環保局は、段階的に使い捨て食器の使用を抑制するため、複数に渡る交渉を経て、8月8日に「免洗餐具限制使用規定(使い捨て食器の使用制限規定)」改正案を公告した。この改正案には、新たに百貨店、ショッピングモールのフードコートにおける各種使い捨て食器の使用を禁止することと、各自治体は施行期日を提起し、中央政府が承認した後、施行されることが加えられた。台北市環保局は8月16日と同20日に業者説明会を実施した。2日に行政院環境保護署(日本の環境省に相当)へ報告し、2020年1月1日から、台北市の百貨店・ショッピングモールのフードコート54か所において、使い捨て食器の使用禁止の措置が講じられることに決まった。
 

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