2024/05/07

Taiwan Today

政治

EU・独・仏・英の四大議会のメンバーが「フォルモサクラブ」を設立して台湾を支持

2019/10/17
ドイツ、フランス、イギリスの議会と欧州議会で台湾に友好的なグループが共同で「フォルモサクラブ」を設立。台湾に圧力を加える者に「ノー」を突きつけ、台湾への支持を強めていく。写真は「フォルモサクラブ」発足のレセプション。(中央社)
中国大陸が近年、台湾への圧力を強めていることで台湾海峡両岸と地域の平和に対する脅威が日増しに高まっている。これを受けて今年5月に改選された欧州議会、並びにドイツ、フランス、イギリスの欧州四大議会の「友台小組」(台湾に友好的なグループ)は国際的な交流プラットフォームを設立して各方面の力を結集するよう提案。その結果、16日(現地時間)には「フォルモサクラブ(Formosa Club)」が正式に発足し、欧州議会で設立のレセプションが行われた。
 
レセプションには欧州議会、ドイツ連邦議会、フランス国民議会及びフランス元老院からそれぞれMichael Gahler氏、Klaus-Peter Willsch 氏、Jean-Francois Cesarini氏、アラン・リシャール(Alain Richard)氏の 4人の「友台小組」主席(=代表)が出席。またイギリス議会からは、「友台小組」のLord Steel of Aikwood名誉主席、Ian Lucas副主席、イギリス貴族院のフランセス・デ・スーザ(Baroness D'Souza)前議長らが出席した。
 
さらに欧州議会で現職のMairead Mcguinness第1副議長、アントニオ・タイヤーニ(Antonio Tajani)前議長も駆けつけ、各国の「友台小組」の中心メンバーらと共に、「Formosa Club」と書かれた横断幕と記念写真に納まり、具体的な行動で台湾を支持する立場を示した。
 
あいさつした欧州議会「友台小組」のMichael Gahler主席は、台湾と欧州は共に民主、自由、法治の価値観を享受しているとした上で、台湾が圧力にさらされる中、それぞれ背景の異なる欧州議会のメンバーが団結し、台湾に圧力を加える者に「ノー」を突きつけると主張。さらに同代表は、欧州委員会、欧州連合理事会、及び各国の議会と政府に対し、各国際組織への台湾の有意義な参加を支持することは非常に重要だと訴えた。
 
各国議会の「友台小組」の中心メンバーはレセプション後に共同声明を発表、「フォルモサクラブ」が始動することで台湾に対する国際的なサポートを強化し、台湾と、理念の近い欧州各国との連携を促進していくと強調した。この共同声明ではまた、「フォルモサクラブ」は欧州と台湾とのより良い架け橋になるとした上で、欧州と台湾は理念の近いパートナーで、自由、民主、法治と言った共通の価値観を持つと説明、さらに台湾が人権の促進に絶えず努力していることを支持すると共に賞賛した。
 
中華民国外交部(日本の外務省に相当)は、欧州で理念の近い国々が台湾に対する支持を強化していることに対し、心から歓迎すると共に感謝するとしている。
 
 

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