交通部（日本の国交省に類似）公路総局が6日より、台湾の「十大景観公路」（景色の美しい道路ベストテン）人気投票イベントを実施している。公路総局によると、台湾は特殊な地理環境にあることから道路の景色も多様で、都市や地方、高山、海辺などいずれも道路に沿って美しい景観を見ることができる。こうした道路は常にカメラマンや広告の制作会社もしくは映像関連の監督のロケ地候補となっている。
特に北海岸（台2線）、太魯閣＝タロコ（台8線）、蘇花公路（台9線）、花東海岸公路（台11線）、合歓山（台14甲線）、阿里山公路（台18線）、高雄田寮月世界（台28線）などは、地理的な特色と雄大な景色にあふれており、SNSでチェックインする人気のスポットでもある。（「台●線」は台湾での幹線道路の整理番号）
「景色の美しい道路ベストテン」人気投票イベントでは台湾全土の道路から交通部が交通状況の良好な維持や沿線の美化がなされている道路などを表彰する「金路奨（賞）」の優良景観部門で過去5年間に賞を受けた区間、優秀な写真作品が撮影された道、メディアに報道された道、もしくは地元が推薦する道路を選び出し、30の候補にまとめて投票の対象としている。
投票時間は11月6日正午12時から12月1日の夜11時59分まで。「票選最美公路」をキーワードとして検索し、フェイスブックのアカウント名で投票プラットフォームに登録すれば、最も美しい景色の道路だと思う道に投票できるほか、様々な賞品が当たる抽選の対象となる。
賞品は数量限定の「祝好運貫通石」（トンネルが貫通した際に出る石。幸運を呼ぶとされる）など。さらに最終的に上位10位に入った道に投票した人には特賞の携帯電話ZenFone6やジャイアントの高級自転車（Liv ALIGHT 1 DISC 城市運動好easy 2020年型）が当たるチャンスがあるという。