2024/05/05

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政治

陳副総統、2020年「グローバル・ヘルス・リテラシー・サミット」開催に期待

2019/11/08
陳建仁副総統(右から2人目)は7日午後、「グローバル・ヘルス・リテラシー・アカデミー(The Global Health Literacy Academy)」のKristine Sørensen理事長、Sabrina Kurtz-Rossi秘書長など、訪問団一行の表敬訪問を受けた。台湾では2020年、「グローバル・ヘルス・リテラシー・サミット」が開催されることになっている。(総統府)
陳建仁副総統は7日午後、「グローバル・ヘルス・リテラシー・アカデミー(The Global Health Literacy Academy)」のKristine Sørensen理事長、Sabrina Kurtz-Rossi秘書長など、訪問団一行の表敬訪問を受けた。
 
陳副総統は歓迎の挨拶で、「グローバル・ヘルス・リテラシー・アカデミー」がヘルスケアとヘルス・リテラシー(=健康や医療に関する情報を入手、理解、評価、活用するための能力)の促進で最大規模を誇る国際組織であり、「あらゆる人々にヘルス・リテラシーを提供する:人々と社会が、実践を通して健康と生活の質を改善できる世界を作る」ことをビジョンに掲げ、各国の力を結集して、ヘルス・リテラシーの普及に取り組んでいることを称賛した。
 
陳副総統はまた、台湾が2020年「グローバル・ヘルス・リテラシー・サミット」の誘致に成功したことは非常に喜ばしいことだと指摘した上で、分野、国、地域を超越したこの学術プラットフォームを通して、台湾が世界と手を組み、ヘルス・リテラシーのために声を上げることができるよう期待を寄せた。
 
2009年から2012年にヨーロッパ諸国で行われた調査によると、ヘルス・リテラシーの不足を感じると答えた人は、最も少ない国で約29%、最も多い国で約62%に達した。2016年に中国・上海で開催された第9回「ヘルスプロモーション世界会議(Global Conference on Health Promotion)」では、ヘルス・リテラシーの向上によって健康のためのエンパワーメントと健康の平等を促進することの重要性が強調された。陳副総統はこうした事例を挙げた上で、「ヘルス・リテラシーは健康のための行為と結果に影響を及ぼす重要な要素だ。人々の健康を向上させ、健康の不平等を解消するために効果的な方法だ」と指摘した。
 
陳副総統はまた、政府、医療・衛生機関、教育機関の代表が、台湾で初めて開催される「グローバル・ヘルス・リテラシー・サミット」に参加することで、台湾におけるヘルス・リテラシーの取り組みと予防医療の成果をアピールすること、さらには公衆衛生分野における新たな国際協力の潮流を台湾に持ち込み、グローバルな視野から未来を展望し、ヘルス・リテラシー促進のための行動の方向性を示し、国際社会におけるプレゼンスを高められるよう期待していると述べた。
 

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