2024/05/07

Taiwan Today

政治

国際的な舞台のFIAモータースポーツ・ゲームズに中華民国の国旗

2019/11/08
モータースポーツのオリンピック、第1回モータースポーツ・ゲームズに台湾が出場。「チャイニーズタイペイ」名義での参加を強いられたものの、会場では中華民国国旗が打ち振られた。写真は出場した選手たち。左から林帛亨選手、激励に訪れた李新穎駐イタリア代表、陳意凡選手ら。(駐イタリア代表処提供、中央社)
モータースポーツのオリンピックと位置づけられる第1回FIA(国際自動車連盟)モータースポーツ・ゲームズが今月1日から3日まで、イタリア・ローマ北部の近郊にあるバレルンガ・サーキットで行われた。中華民国(台湾)からはレーシングドライバーの林帛亨さんと陳意凡さんがGTカップに出場。また、周翼騰さんはEスポーツのレース(デジタルモータースポーツ)に参加した。
 
GTカップに出場した中華民国(台湾)チームは予選2回目(Q2)で3位となったものの、決勝はパーツの故障による棄権という残念な結果となった。チームは今回、「チャイニーズタイペイ」名義での出場を強いられたが、イタリア在住の情熱的な華僑同胞は中華民国の国旗をサーキットで振って応援。その様子はカメラにアップで捉えられ、会場に設けられた大型の中継モニターに映し出された。台湾から出場したドライバーたちがこれに感動したばかりでなく、この映像は台湾を世界にアピールすることにもなった。
 
台湾において古くからの名家の1つとされる「霧峰の林家」の十代目でもある林帛亨さんは自身のフェイスブックで、「生中継のモニターに中華民国の国旗が映るのを目にしてとてもうれしかった。FIAモータースポーツ・ゲームズに中華民国の国旗が登場することの意義は、、台湾で国旗が振られているのと大きく異なる」と投稿している。
 
FIA モータースポーツ・ゲームズはオリンピック形式で国と地域が参加した初めての国・地域別対抗戦。実施されたのはGTカップ、F4カップ、ツーリングカーカップ、ドリフティングカップ、カートスラローム、及びEスポーツのデジタルカップの6競技。今大会には49の国と地域が参加した。ロシアチームが1競技で1位、2競技で3位となり優勝。イタリアとオーストラリアがいずれも1競技で1位、1競技で3位となり準優勝を分け合った。そしてオランダとウクライナ、日本がそれぞれ1競技で1位となり、同じく総合3位を分け合った。
 
 

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