2024/04/29

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故宮博物院がGoogleとの協力を拡大、デジタル化で収蔵品を全世界に発信

2019/11/12
国立故宮博物院がGoogle Arts and Cultureとの提携を引き続き強化、インターネットとスマホのアプリで同博物院が収蔵する品々をいつどこででも子細に鑑賞できるようにしている。写真は左上から時計回りに、このほどオンラインで鑑賞できるようになった「龍蔵経」、「犧尊」、国立故宮博物院南部院区のストリートビュー、「漢宮春暁」。(国立故宮博物院サイトより)
国立故宮博物院がGoogle Arts and Cultureとの提携を引き続き強化、インターネットとスマートフォンのアプリで同博物院が収蔵する品々をいつどこででも子細に鑑賞できるようにしている。Google Arts and Cultureの前身はGoogle Arts Project。国立故宮博物院はアジアの中華圏で最も早く、招きに応じてGoogle Arts Projectに加わった博物館である。
 
国立故宮博物院はこのほどGoogle Arts and Cultureのプラットフォームで紹介する収蔵品の高画質画像を200点あまり拡充し、閲覧者が写真を拡大して古文物の細かい部分や模様を確認出来るようにした。また、それぞれに添えられた説明文によって、これら文物の意義を深く理解出来るようになっている。このプラットフォームではさらに、時間軸と色彩による分類がされており、閲覧者は年代ごと、あるいは文物の色などの面から国立故宮博物院の収蔵品について知ることが可能だという。また、国立故宮博物院では今年、Googleのオンライン鑑賞機能を新たに4つ追加。経典の「龍蔵経」、青銅器の「犧尊」、絵巻物の「漢宮春暁」など代表的な文物を紹介し、人々がこれら収蔵品に隠された物語についても知ることが出来るようにした。
 
一方、パソコンやタブレットで、あたかも国立故宮博物院の内部を歩いているかのように見ることができるGoogleインドアビューでは、従来からの台北市(台湾北部)にある北院に加えて、今年はGoogle Arts and CultureとGoogle Mapsに南部院区(同中南部・嘉義県)のストリートビューとインドアビューを追加した。閲覧者は国立故宮博物院南部院区の代表的な収蔵品が展示されるホールを見て回れるほか、南部院区の屋外エリアを散策して南院(南部分院)の美しい建築物を鑑賞することも可能になっている。
 
 

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