2024/05/15

Taiwan Today

政治

今年の訪台外客数が延べ1,111万人突破、過去最高を更新

2019/12/16
海外から台湾を訪れた旅行者が5年連続で延べ1,000万人の大台を突破、13日には今年の訪台外客数が延べ1,111万人に達した。東南アジアから来る人の割合が増えている。写真は延べ1,111万人目となった韓国人女性(中央)を歓迎するセレモニー。右から交通部観光局の周永暉局長、交通部の林佳龍部長、1人おいて台湾観光協会の葉菊蘭会長。(中央社)
交通部観光局(日本の観光庁に相当)が13日、「台湾友善、再創新高」(海外からの旅行者に対する台湾のやさしさ、さらなる高みへ)記者会見を開き、海外から台湾を訪れた旅行者が5年連続で延べ1,000万人の大台を突破したこと、並びに今年は延べ1,111万人に達し、再び過去最高を更新したことを祝った。
 
観光局の周永暉局長は、今年は日本人旅行者が延べ200万人目となったとき、全体でも延べ1,100万人を突破したとした上で、記者会見の日にタイミングよく延べ1,111万人に到達して過去最高を更新したことを大いに歓迎、残りの数日間で訪台外客数がさらに上積みされることに期待した。周局長によると、今年海外から台湾を訪れた人たちのうち20%が団体客で、残りの80%が個人旅行者だという。周局長は次の段階として、年間での訪台外客数延べ2,000万人とこれら旅行者の平均滞在日数増加を希望した。
 
延べ1,111万人目となったのは家族旅行でやって来た韓国人女性の鄭年朝さん。初めての訪台で幸運にも今年の延べ1,111万人目となった。鄭さんは、台湾のグルメに舌鼓を打つこと、そして博物館などを見て回ることを楽しみにしていると話した。
 
観光局の統計によると、今年1月から10月までに台湾を訪れた人のうち最も多かったのは日本人と韓国人で全体の27.3%を占める。以下中国大陸の人25.8%、東南アジアの人20.7%、香港・マカオの人14.6%、そして欧米人9.5%と続く。2015年と比較すると、中国大陸の人が全体に占めた割合は当時の40.1%から25.8%に減少、東南アジアの人の割合は21.9%から27.3%に増えた。「新南向政策」の対象国からの旅行者の割合は14.8%から20.7%に拡大している。「新南向政策」は、政府が南アジアと東南アジアの国々、そしてオーストラリア、ニュージーランドとの幅広い関係強化を目指す政策。対象となっているのは合計18カ国。
 
 

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