2024/05/19

Taiwan Today

政治

韓国からの渡航者は14日間の「居家検疫」、日本からの渡航者は「自主健康管理」対象に

2020/02/25
中央感染症指揮センターは24日、新型コロナウイルスに関する「旅遊疫情建議等級」の「第1級(注意)」(タイ、イタリア、イラン)と「第2級(警戒)」(日本、シンガポール)の対象国からの台湾への渡航者に対し、入国後14日間の「自主健康管理」の徹底を求めると発表した。(衛生福利部フェイスブックページより)
中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当)の指揮官を兼務する衛生福利部(日本の厚生労働省に類似)の陳時中部長(=大臣)は24日、韓国で新型コロナウイルスの市中感染が拡大していることを理由に、韓国に関する「旅遊疫情建議等級(=海外旅行感染症アドバイス)」を全3段階のうち最も高い「第3級(警告)」に引き上げた。中央感染症指揮センターは、不要不急の韓国への渡航を避けるよう呼びかけている。また、韓国から台湾への渡航者(台湾籍、外国籍含む)については一律、今月27日より14日間の「居家検疫(=在宅検疫、Home Quarantine)」を義務付ける。
 
衛生福利部が発表する新型コロナウイルスに関する「旅遊疫情建議等級」は25日現在、最も低い「第1級(注意)」がタイ、イタリア、イラン、「第2級(警戒)」が日本、シンガポール、「第3級(警告)」が中国大陸、香港、マカオ、韓国となっている。中央感染症指揮センターは24日の記者会見で、「第1級」及び「第2級」の国々で感染者が増え続けていること、しかも市中感染や集団感染が発生していることを理由に、これらの国々から台湾への渡航者について、入国後14日間の「自主健康管理」を徹底するよう求めると発表した。
 
「自主健康管理」の概要は以下のとおり。
 
手の清潔を維持し、常に手を洗う習慣をつくる。また、目、鼻、口をできる限り手で直接触らないよう注意する。手が呼吸器からの分泌物に触れた場合、石けん及び清潔な水で徹底的に洗浄する。
 
「自主健康管理」期間の14日間は、毎日朝晩1回ずつ体温を測定し、体温及び一日の行動について詳しく記録する。
 
とくに症状がない場合は、正常な生活を送ることができる。但し、公共の場所への出入りはできる限り避ける。外出時は必ず、全行程においてサージカルマスクを着用する。
 
発熱、呼吸器官の症状、あるいは身体の不調を感じた場合は、必ずサージカルマスクを着用の上、速やかに医療機関で受診する。受診の際、医師に対して接触、旅行、居住の記録、職業上の接触範囲、及び周囲に似たような症状を訴えている人がいないかどうかを自ら伝える。
 
マスクに口や鼻からの分泌物が付着した場合、直ちに新しいマスクと交換した上で、使用済みマスクについては分泌物が付着した面を内側にしてたたみ、ゴミ箱に捨てる。
 
 

ランキング

新着