2024/05/07

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2020年「台湾ランタンフェスティバル」閉会、来年は新竹市で開催へ

2020/02/25
交通部観光局主催の2020年「台湾ランタンフェスティバル」が23日に閉会した。台中市(台湾中部)の盧秀燕市長(前列右)が、2021年の開催権を獲得した新竹市(台湾北部)の沈慧虹副市長(前列左)に「台湾燈會(=台湾ランタンフェスティバル)」と書かれた大きな提燈を手渡した。前列中央は交通部の林佳龍部長。(中央社)
交通部観光局(日本の観光庁に相当)が主催する2020年「台湾ランタンフェスティバル」が23日に閉会した。閉会式には台中市(台湾中部)の盧秀燕市長が「台湾ランタンフェスティバル」開催地の自治体首長の身分で登場し、2021年の開催権を獲得した新竹市(台湾北部)の沈慧虹副市長に「台湾燈會(=台湾ランタンフェスティバル)」と書かれた大きな提燈を手渡し、延べ1,000万人以上が訪れた今年の「台湾ランタンフェスティバル」に終止符を打った。
 
23日夜に行われた閉会式は、チェリストの張正傑さんと朱宗慶打撃楽団(JU PERCUSSION GROUP)のコラボ曲で幕が開けた。また、遠くフランスからやってきたサーカス団「Remue Ménage」がファンタスティックなパフォーマンスを見せた。フィナーレを飾ったのはドローンによる流星のパフォーマンスだった。8分間に及ぶもので、800台のドローンが夜空を照らし、集まった人々と別れを惜しんだ。集まったドローンは夜空に「2020台湾燈会在台中(=2020年台湾ランタンフェスティバルin台中)」の文字や、駿馬が駆ける馬場、台湾鉄道の「旧山線」を再利用した后豊鉄馬道(サイクリングロード)、それに台中発祥の「タピオカミルクティー」など、さまざまな図案を作り出し、台中の夜を美しく飾った。
 
盧秀燕市長は閉会式で、「今回のランタンフェスティバル開催は容易なことではなかった。台中市は、ランタンフェスティバルの開催と同時に、感染症対策にも取り組む必要があったからだ。大型イベントを実施する都市は、ほかより真剣に、厳格に、そしてより安全に感染症対策に取り組む必要がある。感染症対策がしっかり行われていたからこそ、延べ1,000万人を超える観客が台中に足を運んだのだろう」と述べた。
 
新竹市の沈慧虹副市長は、盧市長と台中市のチームが、第31回「台湾ランタンフェスティバル」を無事成功させたことに感謝すると共に、新竹市という小さくも美しい都市が、「台湾ランタンフェスティバル」の精神を受け継ぎ、多様で包容力があり、そして革新的なイベントを作り出せるように期待していると述べた。また、新竹市には300年の長い歴史と、技を極めた国宝級の人材がいることを強調した。
 
 

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