中央感染状況指揮センターの指揮官を兼務する衛生福利部(日本の厚労省に類似)の陳時中部長(大臣)が24日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2人確認されたと発表した。23日に感染が明らかになった台湾北部に住む80代の男性に関する家族内感染で、2人はこの男性の配偶者と次男。長男も感染が判明しており、一家4人が感染したことに。そしてさらに25日、80代の男性の孫の感染も確認された。
同センターは23日午後の記者会見で、この80代の男性と長男の感染が確認されたと発表したが、この2人は最近海外への渡航歴が無かった。一方、次男のせきなどの症状は父親と長男より早く現れていた。また、次男は中国大陸で働いていたことがあり、最近、中国大陸への渡航歴がある友人と会食もしていたことから、中央感染状況指揮センターでは次男が一家4人のうちの感染源だと見ているという。
さらに25日の記者会見では、この80代の男性を見舞った孫の感染も確認された。家族内感染は5人に。
台湾で見つかった新型コロナウイルスの感染者はこれで31人となった。