2024/05/08

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政治

新型コロナウイルス感染者、26人増えて累計195人に

2020/03/24
台湾の新型コロナウイルス感染者は23日、前日より26人増え、累計195人に達した。うち海外での感染は25人、国内感染は1人。新規感染者のうち最年少は4歳と発表された。写真はマスクを着用して外出する子どもたち。(中央社)
中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当。中国語の正式名称は中央流行疫情指揮中心)は23日、台湾の新型コロナウイルス感染者が前日より26人増え、累計195人に達したと発表した。うち海外での感染は25人、国内感染は1人。( )内は累計感染者の通し番号。
 
海外で感染したものとみられる25人のうち、女性は13人、男性は12人。年齢は4歳が最年少で、最高は70代。いずれも3月15日から21日にかけて入国、2月22日から3月21日にかけて発症している。渡航先は米国、スペイン、オランダ、フランス、スイス、英国など。
 
国内感染の1人は30代女性(186)で、台湾北部の研究機関で発生したクラスター(集団感染)で感染が確認されているドイツ人研究員(168)の同居者。3月17日に症状が出始めた。この研究機関では3月20日、別の博士研究員1人(124)の感染が確認されており、このドイツ人研究員にも似た症状があったことから、女性は3月20日に医療機関を受診し、検体を採取。23日になって感染が確認された。この研究機関で発生したクラスターの感染者は累計5人となった。
 
海外での感染者の海外渡航目的は多くが旅行または出張となっている。複数の感染者を出しているものは、以下5つにまとめることができる。
 
スペイン旅行から帰国した夫婦(170)(189
3月12日から20日まで夫婦でスペインを旅行。それぞれ3月20日と21日に発症し、検体を採取したところ、いずれも23日になって感染が確認された。
 
オランダ出張から帰国した職場の同僚(171)(174
それぞれ1月12日、2月25日にオランダ出張。そのうち(171)は家族2人(175、178)を同伴。4人はそれぞれ3月7日、10日に発症。3月20日の帰国時、空港検疫所で止められて検体を採取。23日になって感染が確認された。
 
フランスから帰国した夫婦(172)(173
仕事と就学のため、2019年12月21日にフランスに渡航。それぞれ3月16日、18日に発症。いずれも3月20日の帰国時、空港検疫所で止められて検体を採取。23日になって感染が確認された。
 
米国出張から帰国した職場の同僚(177
すでに感染が確定している同僚(129)と3月11日から18日まで出張のため米国を訪問。3月19日に発症。医療機関を受診し、検体を採取して検査した結果、23日になって感染が確認された。同僚(129)は3月20日に感染が確定している。
 
米国旅行から帰国した友人同士(195
3月5日から19日まで友人2人(137、145)と米国を旅行。3月20日に発症し、23日になって感染が確認された。友人2人は3月21日に感染が確認されている。
 
 

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