2024/05/07

Taiwan Today

政治

台湾の新型コロナウイルス感染者、25日は19人増加

2020/03/26
中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当)は25日午後の記者会見で、台湾における新型コロナウイルス感染者が19人増え、累計235人になったと発表した。いずれも海外での感染者。写真は同センターの陳時中指揮官。(中央社)
中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当。中国語の正式名称は中央流行疫情指揮中心)は25日午後の記者会見で、台湾における新型コロナウイルス感染者が19人増え、累計235人になったと発表した。いずれも海外での感染者。内訳は男性7人、女性12人で、年齢層は10代から60代まで。いずれも3月12日から22日にかけて入国し、3月15日から23日にかけて発症している。( )内は累計感染者の通し番号。
 
新規感染者19人の直近の渡航先は、英国、米国、エジプト、オランダ、フランス、ベルギー、トルコ、タイ。多かったのは渡英者9人、渡米者6人だった。
 
そのうち新たに感染が確認された(222)(223)(224)(225)の4人は、すでに感染が確認されている(152)と留学先の英国で同じ学校に所属していた。4人は3月15日から18日にかけて順次発症。3月22日の帰国時、空港検疫所から通報があり、検体を採取。25日になって感染が確認された。同じ学校でのクラスター(集団感染)と認定された。
 
(226)はエジプトツアーの参加者。感染者の濃厚接触者として「居家隔離(=在宅隔離)」を行っていた3月21日、のどの渇きを感じるようになり、医療機関を受診して検体を採取した。このツアー参加者及びその濃厚接触者の感染は、現在のところ累計10人となっている(ツアー参加者9名、濃厚接触者1名)。
 
また、(233)は昨年12月に留学のため渡英。3月13日から21日まで高校の同級生(3月24日に感染が確認された210)と英国国内を旅行し、一緒に帰国した。帰国時、(233)に症状はなく、帰宅後は「居家検疫(=在宅検疫)」を行っていたところ、3月23日になって発症。医療機関で検体を採取し、25日に感染が確認された。
 
25日に発表された新規感染者19人のうち、帰国時に空港検疫所で検体を採取された人は7人、「居家検疫」の対象者は10人、「居家隔離」の対象者は1人だった(「居家検疫」、「居家隔離」対象者は自宅から出ることができないので、衛生当局の手配で医療機関を受診することになっている)。それ以外で発症し、自身の判断で医療機関を受診した人は1人だった。
 

ランキング

新着