2024/05/03

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政治

屋内100人、屋外500人を超えるイベント、自粛要請

2020/03/26
中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当)は25日の記者会見で、屋内100人、屋外500人を超える規模の集会やイベントについて即日より自粛を要請すると発表した。市中感染のリスクを減らすのが目的。(衛生福利部フェイスブックページより)
中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当。中国語の正式名称は中央流行疫情指揮中心)は25日の記者会見で、屋内100人、屋外500人を超える規模の集会やイベントについて即日より自粛を要請すると発表した。市中感染のリスクを減らすのが目的。
 
中央感染症指揮センターによると、集会やイベントなどは通常、不特定多数の人が集まり、長時間且つ近距離の接触が起こりうる。ウイルスを拡散するリスクが極めて高く、個別の感染あるいはクラスター(集団感染)が一旦発生すると、ウイルスの封じ込めがより難しくなってしまう。このため中央感染症指揮センターは、屋内100人、屋外500人を超える規模の集会やイベントについて自粛要請することを決めた。
 
なお、屋内100人以下、屋外500人以下のイベントを実施する際は、中央感染症指揮センターが定めた「COVID-19(武漢肺炎)因応指引:公衆集会(=新型コロナ対応ガイドライン:公衆集会)」が示す(1)事前に参加者の情報を把握できるか、(2)イベント空間の通風・換気の状況、(3)イベントの参加者同士の距離、(4)イベント期間中、参加者の位置は固定しているか、あるいは流動的か、(5)イベントの実施時間の長さ、(6)イベントの実施期間中、手指衛生やマスク着用の徹底ができるか―の6項目の指標についてリスク評価を行わなければならない。その結果、イベントの性質から感染のリスクがやや高いと判断した場合は、延期や中止、あるいはその他の方法で開催することを検討する。
 
このガイドラインではまた、主催機関が集会・イベントを実施する前に感染症対策計画を作成し、対応の手順(感染の疑いのある人を一時隔離、あるいは安置する空間を設け、医療機関への搬送、保健所への通報などその後の流れなど)を定めるよう建言している。また、集会・イベントの開催前と実施期間中、公衆衛生や感染症対策の措置を講じ、参加者に対して健康管理に関する呼び掛けやアドバイス等を提供することも建言している。
 

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