台湾では4月2日（木）から5日（日）まで、児童節と清明節を含む4連休となる。この期間は遠方に遊びに行ったり、墓参りに出かけたりする人が増える見込みだ。交通部（日本の国土交通省に類似）は大規模な人的往来による新型コロナウイルス拡散のリスクを抑制するため、公共交通機関の利用者にマスクの着用を奨励すると同時に、主要な交通拠点である鉄道の主要駅、バスターミナル、空港、高速道路のサービスエリア、郵便営業所などで4月1日より順次、利用者の検温を実施することを決めた。5月1日までに全面実施する。
交通部によると、額式体温計を使った検温で2回連続、体温37.5度となるか、耳式体温計を使った2回目の検温で38度以上であった場合、帰宅して休息をとるか、医療機関を受診することを勧める。これらの乗客は、「伝染病防治法」第37条第１項第5款と第3項の規定に基づき、公共交通機関の利用、あるいはサービスエリアや営業所など人の多く集まる空間への出入りが禁止される。