2024/05/20

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台湾の新型コロナウイルス感染者、累計306人に

2020/03/31
中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当)は30日、台湾の新型コロナウイルス感染者が前日より8人増えて累計306人となったことを明らかにした。写真は衛生福利部疾病管制署(CDC)のサイトに掲載されている自治体別の感染者分布図。3月31日午前5時44分更新のページ。(衛生福利部疾病管制署サイトより)
中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当。中国語の正式名称は中央流行疫情指揮中心)は30日、台湾の新型コロナウイルス感染者が前日より8人増えて累計306人となったことを明らかにした。新規感染者8人のうち、海外での感染は7人、台湾での感染は1人。( )内は累計感染者の通し番号。
 
海外渡航歴がない国内感染者1人は、10歳未満の男児(299)。すでに国内感染が確認されている(269)の同居家族で、3月26日に発熱があり、27日に衛生当局が濃厚接触者として検体を採取。30日になって感染が確認された。
 
残り7人は海外渡航歴があり、内訳は20代から70代までの女性3人、男性4人。いずれも3月2日から22日にかけて入国し、3月6日から26日にかけて発症している。発症前の渡航先は英国、米国、フィリピン、エジプト。そのうち5人は、複数の感染者を出しているクラスター(集団感染)に属する。
 
そのうち(300)は、すでに感染が確認されている(257)、(258)と英国の同じ学校に在籍していた。(300)は帰国前、(258)と接触していた。3月22日の帰国時、(300)に特に症状はなかったが、25日になって発症。26日に衛生当局の手配で検体を採取し、30日になって感染が確認された。この学校関連の感染者は累計3人となっている。
 
(301)は2月20日から3月2日にかけて旅行のため渡米。帰国後の3月6日になってせきが出始め、医療機関を受診したところ風邪と診断された。しかし、症状が改善しなかったことから、3月15日と25日にも医療機関を受診。その後、発熱、頭痛、ぜんそくの症状などが出たため、28日に再び医療機関を訪れ、入院した。検体を採取したところ、感染が確認された。
 
(302)は、すでに感染が確認されている(152)、(222)、(223)、(224)、(225)、(272)の6人と同じ英国の学校に在籍しており、一緒に食事をしている。(302)は3月16日に帰国したが、現在に至るまで新型コロナウイルスの感染を疑うような症状は出ていない。しかし、濃厚接触者として衛生当局が検体を採取したところ、感染が確認された。この学校関連の感染者は累計7人となっている。
 
(303)と(304)は3月7日から19日まで、すでに感染が確認されている(182)と一緒に旅行のため米国を訪問している(合計10人のグループ)。2人は帰国後、それぞれ3月20日と26日に発症。衛生当局の手配により検体を採取したところ、感染が確認された。このグループの感染者は累計3人となっている。
 
(305)は2月8日から3月14日まで親戚に会うためフィリピンを訪問。その期間、すでに感染が確認されている(164)との接触があった。(305)は帰国後、3月24日に発症し、検体を採取。30日になって感染が確認された。
 
 

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