2024/05/04

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政治

台湾の新型コロナウイルス感染者、10人増えて累計373人に

2020/04/07
中央感染症指揮センターは6日、台湾の新型コロナウイルス感染者が対前日比10人増えて累計373人となったことを明らかにした。これまでの検体採取者は39,011人、うち34,022人が陰性、373人が陽性。新型コロナウイルス感染による死者は5人、隔離解除(退院)は57人となっている。(衛生福利部疾病管制署サイトより)

中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部に相当。中国語の正式名称は中央流行疫情指揮中心)は6日、台湾の新型コロナウイルス感染者が対前日比10人増えて累計373人となったことを明らかにした。( )内は累計感染者の通し番号。
 
新規感染者のうち9人は海外感染者、1人は国内感染者。国内感染者の1人は5歳未満の男児(365)で、すでに感染が確認されている(343)、(356)の同居家族。3月25日に発熱があり、4月2日に(343)の感染が確認されたことから、その濃厚接触者として衛生当局が検体を採取したところ、6日になって感染が確認された。
 
海外感染者9人の内訳は20代から40代までの男性5人、女性4人。いずれも3月21日から4月4日にかけて入国し、3月10日から4月4日にかけて発症している。発症前の渡航先は米国、英国、アイスランド、インドネシア。
 
そのうち(364)は米国で働いており、3月10日から症状が見られた。3月30日の帰国時、空港の検疫所で症状があることを申し出たため、検体を採取したが結果は陰性だった。帰宅後は「居家検疫(=在宅検疫)」を行っていたが、同じ便で帰国した旅客の感染が明らかになったため、濃厚接触者に認定され、「居家隔離(=在宅隔離)」の対象となった。体調不良の症状が継続していたため、4月3日に衛生当局の手配で医療機関を受診して検体を採取したところ、6日になって感染が確認された。
 
(366)と(367)は英国で同じ学校に在籍しており、4月2日に一緒に帰国した。帰国後は「居家検疫」を行っていたが、それぞれ4月2日と4日に発症。衛生当局の手配により医療機関を受診して検体を採取したところ、感染が確認された。
 
(370)と(371)は家族。2人はそれぞれ米国で就学、就労していたが、3月30日に帰国。その後、「居家検疫」を行っていたところ、同じ便で帰国した旅客(364と同じ便)の感染が明らかになったため、濃厚接触者に認定され、「居家隔離」の対象となっていた。2人は4月2日と4日にそれぞれ発症し、衛生当局の手配で医療機関を受診、検体を採取していた。
 
(372)と(373)は家族で、3月6日から21日まで一緒に英国やアイスランドを旅行していた。帰国後は「居家検疫」を行っていたが、4月1日と3日にそれぞれ発症。衛生当局の手配により医療機関を受診して検体を採取したところ、6日になって感染が確認された。

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