中央感染症指揮センター（新型肺炎対策本部に相当。中国語の正式名称は中央流行疫情指揮中心）は8日、台湾の新型コロナウイルス感染者が対前日比3人増えて累計379人となったと発表した。2人は海外感染者、1人は国内感染者。（ ）内は累計感染者の通し番号。
【海外感染】
20代女性（377）
留学先のスペインから3月22日に帰国し、14日間の自宅待機である「居家検疫」を行っていた。3月23日にのどの痛み、下痢などがあり、市販薬を服用した。4月4日、自治体が「居家検疫」対象者について行った健康調査で、鼻水や鼻づまりが続いていること、軽い下痢や胸や背中の痛みなどの症状があることを伝えた。衛生当局の手配で医療機関を受診し、検体を採取したところ、新型コロナウイルス感染が確認された。
60代女性（378）
2月16日から3月29日まで親戚を訪ねるためにインドネシアを訪問。帰国後に「居家検疫」を行っていたところ、4月1日よりせきが出始め、4日に体調不良で医療機関を受診した。診断の結果、呼吸困難、発熱、全身の倦怠感、肺炎の状況などが見られたため、直ちに入院。5日に検体を採取し、新型コロナウイルス感染が確認された。
【国内感染】
30代女性（379）
海外渡航歴なし。通常の活動範囲は自宅及び周辺地域のみ。4月4日に発熱、鼻水などの症状があり医療機関を受診。医療機関が検体を採取し、衛生当局に通報。新型コロナウイルス感染が確認された。