2024/05/07

Taiwan Today

政治

海外へのマスク無償提供、第3弾は合計707万枚

2020/05/06
中華民国(台湾)政府は、新型コロナウイルスのまん延が深刻な国への人道支援として、マスクの無償提供第3弾を実施することを決めた。合計707万枚の台湾製サージカルマスクを諸国に無償提供する。(中央社)
中華民国(台湾)政府は、新型コロナウイルスのまん延が深刻な国への人道支援として、マスクの無償提供第3弾を実施することを決めた。政府は4月1日に第1弾、9日に第2弾として、世界各国に台湾製サージカルマスクを含む防疫物資を無償提供している。
 
第3弾では、米国及び新型コロナウイルスのまん延が深刻な米国内の特定の州に対して228万枚のサージカルマスクを提供する。また、欧州連合(EU)及びその加盟国に130万枚、中華民国と正式な国交を持つ国に109万枚、新南向政策の対象国(ASEAN諸国、南アジア、オーストラリア、ニュージーランドを含む18か国)に180万枚、アフリカ・中東諸国(シリア難民保護の最前線で働く人々を含む)に60万枚で、合計707万枚となる。
 
中華民国外交部(日本の外務省に相当)の報道官は5日、「感染症対策に国境はない。助け合いと協力によってのみ、世界全体に感染症との戦いの防衛線を築き上げることができる。台湾は、世界の公衆衛生にさらに寄与したいという意欲と、その能力を持っている」と述べた。
 
なお、これとは別に、台湾ではアプリを使ったマスクの「実名制」インターネット予約販売(中国語では「口罩実名制2.0」。今年3月12日に開始した)のうち、過去の未購入分マスクを海外諸国への寄付に回せるようユーザーが意思表示する取り組み「護台湾、助世界(=台湾を守り、世界を助けよう)」が実施されている。開始から1週間が経過し、すでに50万人以上が未購入分マスクの海外寄付に賛同。寄付に回すマスクは400万枚余りに達している。今回政府が実施する第3弾の国際人道支援は、これとは別に行うもの。
 

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