2024/05/05

Taiwan Today

政治

台湾がイスラエルの赤十字社「マーゲン・ダビド公社」にマスク10万枚を寄付

2020/05/26
中華民国(台湾)がイスラエルの赤十字社「マーゲン・ダビド公社(MDA)」にサージカルマスク10万枚を寄付。イスラエルの第一線でウイルスと戦う医療人員を支援する。中華民国の張国葆駐イスラエル代表(右)がMDAのEly Jaffe主任(中央)にマスクを手渡す。左はMDAキリスト教友の会のAnne Ayalon代表。(駐イスラエル代表処提供、中央社)
中華民国(台湾)の張国葆駐イスラエル代表が25日、イスラエルにおける赤十字社のマーゲン・ダビド公社(MDA=「ダビデの赤い星」とも呼ばれる)にサージカルマスク10万枚を寄付した。イスラエルの第一線で新型コロナウイルスと戦う医療人員を支援する。
 
寄付のセレモニーは現地時間の午後、ホロンに位置するMDAの物流及び交通部門で行われ、MDAコミュニティ業務のEly Jaffe副代表、MDA「キリスト教友の会(CFMDA)」のAnne Ayalon代表、Elana Watson主任、及びMDAの購買部門及び物流部門のOri Shacham主任とOfir Pranteki主任が出席した。
 
マスクを受け取ったEly Jaffe副代表は、台湾への謝意を示すと共にその場でマスクの入った箱を開封し、「メイド・イン・タイワン(MIT)は高品質の保証だ」と称えた。
 
中華民国外交部(日本の外務省に相当)はこれに先立ち、22日には台北市(台湾北部)で寄付の式典を行った。式典は外交部の曹立傑常務次長(事務次官)が執り行い、イスラエルの駐台北経済文化弁事処のOmer Caspi代表が出席して「台湾による善行に感謝する」と述べた。
 
新型コロナウイルスの世界的な拡大が続く中、外交部は今月5日に各国の感染対策支援第3弾を始動。MDAへのマスク寄付もその一環で、台湾とイスラエルの長きにわたる緊密な協力関係を示した形。物資面での寄付のほか、台湾とイスラエル双方の衛生部門は最近、ビデオ会議を開いて意見の交換と経験の共有を行うなど、協力してウイルスの封じ込めを図っている。
 
 

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