2024/05/04

Taiwan Today

政治

イタリアの日刊紙、イタリア人留学生が見た台湾の生活や学習環境を伝える

2020/07/03
イタリア最大の日刊紙『コリエーレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)』はこのほど、約1年間の台湾留学を終えて帰国した高校生Aldo Spadaさん(写真)を取材し、コロナ禍でもロックダウンを行うことなく、通常の学習を続けた台湾の生活や学習環境を絶賛した。(日刊紙『コリエーレ・デラ・セラ』サイトのスクリーンショット、中央社)

イタリア最大の日刊紙『コリエーレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)』はこのほど、約1年間の台湾留学を終えて帰国した高校生Aldo Spadaさんを取材し、コロナ禍でもロックダウンを行うことなく、通常の学習を続けた台湾の生活や学習環境を絶賛した。

 

『コリエーレ・デラ・セラ』は、新型コロナウイルスの影響でイタリア全国の高校生が自宅での遠隔授業を強いられる中、イタリアのサルデーニャ島出身の高校生で、ロータリークラブの交換留学プログラムで台湾に渡ったAldo Spadaさんは、毎日実際に学校に通い、中国語を学ぶことができたと伝えた。

 

Aldo Spadaさんが台湾へ渡ったのは2019年8月のこと。今年6月20日に約1年間の留学生活を終えてサルデーニャ島へ戻った。新型コロナウイルスの感染拡大が伝えられたとき、留学を切り上げてイタリアに戻ってこないかと聞かれたが、Aldo Spadaさんは安全な台湾に残ることを選んだ。

 

Aldo Spadaさんは取材に対し、「新型コロナウイルスを実際に脅威だと感じることはなかった。台湾の新型コロナウイルスによる死者は現在のところわずか7人だ。旧正月を含む冬休みが延長され、新学期の開始が2週間後れたものの、その後は通常どおり教室で授業を受けることが出来た」と話している。

 

Aldo Spadaさんは台湾での留学期間中、3つの都市で生活し、4つのホストファミリーの家庭で暮らした。当初は言葉が通じず、恥ずかしい失敗をいくつもしたという。コンビニでドリンクを買ってくるようにと頼まれたのに、間違って強いお酒を買ってきたこともあったという。

 

台湾の食べ物について尋ねられたAldo Spadaさんは、「『臭豆腐(豆腐で作られる加工食品。強烈な臭いがする)』を好きになるだけの十分な時間はなかったものの、すでに台湾の焼き餃子が懐かしくなってきた」と答えている。

 

Aldo Spadaさんはまた、台湾では午前7時30分から午後5時までが授業時間だったが、授業中は誰もがマスクを着用し、感染症対策に慎重だったと称賛。さらに今後の目標として「台湾での学習経験は非常に素晴らしいものだった。イタリアの高校を卒業したら台湾の大学に進学して、経済か企業管理を学びたい」と述べている。

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