2024/05/03

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訪台時提出のPCR検査陰性報告、出発前3営業日以内を有効に

2020/07/03
外国人は訪台時にPCR検査の陰性報告を提出しなければならない。この検査の条件が、出発日からさかのぼって「3日以内に実施」から「営業日で3日以内に実施」へと改められた。写真は6月29日の台湾桃園国際空港での様子。(中央社)
台湾での新型コロナウイルス(COVID-19)沈静化を受け、外国人の入境(入国)制限が段階的に緩和されている。6月29日からは観光、知人訪問、文化芸術活動の観賞などを除く訪台事由での渡航申請が可能になった。しかし、入境(入国)時には一律で、航空機への搭乗日(出発日)からさかのぼって3日以内に実施したPCR検査の陰性報告の提出が求められる上、14日間の「居家検疫」が課される。「居家検疫」とは、自宅もしくは特定のホテルからの外出を控え、検温など自らの健康状態をチェックすること。従わなかった場合の罰金も設けられている。
 
しかし、台湾への渡航を希望する一部の外国人からは、出発日からさかのぼって3日以内の検査報告を取得することは難しいとの意見が出ていた。
 
中央感染症指揮センター(新型肺炎対策本部)医療応変組(医療対応部)の羅一鈞副組長(副部長)は2日午後の記者会見でこれについて回答した。羅副組長は、外国人は入境(入国)時に航空機搭乗日からさかのぼって3日以内に実施したPCR検査の陰性報告を提出せねばならないとした上で、各国の検査能力(キャパシティ)がそれぞれ異なることから現時点では実務上若干の問題があるとの認識を示した。羅副組長は、例えば搭乗日が日曜日の場合、木曜日に検査を受けて金曜日には検査報告を受け取らなければならず、確かに一定の難度があると認めている。
 
このため中央感染症指揮センターでは規定を修正、休日のため検査が受けられなかったり、検査報告を受け取れなかったりするケースを避けるため、「搭乗日からさかのぼって3日以内」としていた規定を、「搭乗日からさかのぼって、営業日で3日以内」に改めた。
 
 

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