女子サッカーのタイ代表としても活躍したピッサマァイ・ソォーンサイ（Pitsamai Sornsai）選手が、台湾の女子サッカーにおける最高峰リーグ「TMFL台湾木蘭サッカーリーグ」に参加する桃園国際女子足球隊に移籍した。
ピッサマァイ・ソォーンサイ選手は今年31歳、身長172センチメートル。ポジション適性の広いオールマイティな選手で、過去にセンターバックやミッドフィールダーを務め、フォワードとしても活躍している。タイのプロサッカーチームだけでなく、日本のスペランツァFC大阪高槻に在籍していたこともある。ナショナルチームでの経験も豊富で、2019年のFIFA女子ワールドカップではタイ代表として活躍した。
新型コロナウイルスの影響により、ピッサマァイ・ソォーンサイ選手の台湾への渡航は何度も延期となっていたが、6月に入ってついに来台。14日間の「居家検疫（=自宅待機）」を終えて練習に合流した。わずか2日間の練習を経て、6月27日には「TMFL台湾木蘭サッカーリーグ」デビュー戦を飾った。ピッサマァイ・ソォーンサイ選手は桃園国際女子足球隊のメンバーとして試合に出場し、新北航源FCを2対0で下した。
「TMFL台湾木蘭サッカーリーグ」のデビュー戦で高い評価を得たピッサマァイ・ソォーンサイ選手は7日、今週の最優秀ディフェンス選手に選ばれた。ピッサマァイ・ソォーンサイ選手は驚き、自分にはまだ改善の余地が大きいと謙遜しながらも、コーチやチームメートたちの助けには感謝しており、今後より良いパフォーマンスを見せたいと意気込みを見せた。