2024/04/29

Taiwan Today

政治

カンヌ国際映画祭「Cannes XR 2020」が台湾へ、高雄のVR体験劇院で作品上映

2020/07/10
今年のカンヌ国際映画祭のVR/ARセクション「Cannes XR 2020」に出展された50以上の作品が、行政法人高雄市電影館(Kaohsiung Film Archive)との協力で、その傘下のVR体感劇院(VR FILM LAB。台湾南部・高雄市)で上映されることが決まった。(高雄市電影館提供、中央社)
今年のカンヌ国際映画祭の開催は中止となり、映画祭併設マーケット「マルシェ・ドゥ・フィルム(Marché du Film)」が6月にオンライン開催された。VR/ARセクションの「Cannes XR 2020」も、今年はオンライン開催となった。その「Cannes XR 2020」がこのほど行政法人高雄市電影館(Kaohsiung Film Archive)と協力し、「Cannes XR 2020」に出展された50以上の作品を台湾南部・高雄市のVR体感劇院(VR FILM LAB)で上映することが決まった。
 
カンヌ国際映画祭の併設マーケット「マルシェ・ドゥ・フィルム」は各国の映画祭の作品選定に携わる映画人やバイヤーなどが作品を探すための重要な媒介となっている。そのうち「Cannes XR」はAR、VR、MR、XRなど没入型技術を取り入れた映画作品に交流の場を提供するプラットフォームである。今回、カンヌ国際映画祭は台湾、米国、フランス、スペインなど6か国のXR部門と協力。台湾では高雄市電影館とその傘下のVR体感劇院がその対象に選ばれた。VR体感劇院は現在、台湾で唯一、XRアートを体感できる常態拠点である。
 
カンヌ国際映画祭は今回、VR美術館を鑑賞できるソーシャル体験アプリ「Museum of Other Realities(MOR)」と協力して「Cannes XR 2020」のオンライン開催を成功させた。オンライン上に大規模な映画祭の会場を作り出すという試みで、観客は対応VRヘッドセットを使用するだけで、まるで会場にいるかのような臨場感を味わうことができた。
 

ランキング

新着