2024/04/28

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航空各社、約3時間の国内フライトを楽しむツアーに申込殺到

2020/08/04
星宇航空(スターラックス航空)は4日午前10時、同一空港を発着点として台湾上空のフライトを楽しむ「類出国」と呼ばれるスタイルのツアーを発売したところ、合計188席が発売5分で完売となった。(星宇航空フェイスブックより)
新型コロナウイルス対策で国境封鎖が続く中、海外旅行に飢えた人々のニーズに対応するため、航空各社が同一空港を発着点として台湾上空のフライトを楽しむ「類出国」と呼ばれるスタイルのツアーを続々と企画している。長栄航空(エバー航空)や中華航空(チャイナエアライン)に続き、きょう(4日)は星宇航空(スターラックス航空)が同様のツアーを売り出した。3日夜にツアー内容を発表し、4日午前10時に発売したところ、発売から5分で完売となった。
 
星宇航空は4日午前10時より、旅行アクティビティ・チケット予約サイト「KLOOK(クルック)」でこのツアーを発売した。8月7日午前11時に桃園国際空港(台湾北部・桃園市)を離陸し、台湾東部を経由してフィリピン方面に南下し、再び東海岸の上空を飛んで桃園国際空港に戻るというフライト。フライト時間は約3時間。特別な申請により、飛行高度を通常より下げることが認められたため、当日の天候によっては台湾本島を上空から俯瞰することができる。また、星宇航空の張国煒董事長(=会長)が自ら操縦桿を握るのが最大の目玉だ。
 
このツアーの参加者は188人限定で、価格はエコノミーシートの利用で1人4,688台湾元(約1.7万日本円)。これに空港近隣ホテルの宿泊がセットになったオプション・メニューが用意され、自由に組み合わせを選ぶことができる。
 
なお、長栄航空が7月29日に発売した同様のツアーも販売開始すぐに完売した。内容はエアバスA330-300型ハローキティジェットで2時間45分のフライトを楽しむというもので、料金はエコノミーシートが5,288台湾元(約1.9万日本円)、ビジネスシートが6,288台湾元(約2.2万日本円)。機内では無料Wi-Fiサービスを利用してテキストメッセージを送ることができるほか、ミシュランガイドの三つ星レストラン「京料理なかむら」の中村元計料理長が監修した機内食が提供される。フライトは8月8日に実施する。
 
中華航空も7月30日に同様のツアーを売り出したが、こちらもすぐに完売となった。中華航空のツアーは親子での参加に限定したもので、フライト体験に加えて児童向けの客室乗務員体験プログラムがセットになっている。参加できるのは6~10歳までの児童で、児童1人につき最大2人の大人が一緒に参加できる。料金はエコノミーシートの場合が大人1人子ども1人のセットで1人6,000台湾元(約2.1万日本円)。さらに、大人1人を追加する場合は3,600台湾元(約1.3万日本円)の特別料金となる。ビジネスシートは4組のみの販売で、料金は2人16,000台湾元(約5.7万日本円)。ビジネスシートの場合は大人1人を追加することができない。空港内ラウンジでの食事と、機内でのアフタヌーンティー付き。8月8日と15日の2回実施する。
 

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