2024/04/29

Taiwan Today

政治

台北駐NY経済文化弁事処、国連総会開幕にあわせコロナ対策のフォーラム

2020/09/16
今年の国連総会の主要テーマは新型コロナウイルスへの対応や終息後の復興計画。台北駐ニューヨーク経済文化弁事処が開催するフォーラムで、台湾は国連における防疫対策や復興に関連する取り組みに積極的に参加する意欲も能力もあり、台湾での防疫対策の成功例は、参考モデルにふさわしいとアピールする。(外交部)
第75回国連総会が15日、米ニューヨークの国連本部で開会した。台北駐ニューヨーク経済文化弁事処(ニューヨークにおける中華民国総領事館に相当)は、2020年の国連が掲げる主要課題にあわせて、17日午後10時(台湾時間)にアイルランドのダブリン大学Geary公共政策研究所と「台湾モデル:新型コロナウイルス感染症蔓延下における持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組み(The Taiwan Model: On a Resolute Path to the SDGs in the COVID-19 Pandemic)」について、オンライン形式によるフォーラムを共催する。台湾におけるSDGsへの活動や新型コロナウイルス感染拡大防止での実績や経験を共有し、台湾は、世界各国がアフターコロナ時代を迎え、経済振興を図る際に、必要不可欠なパートナーだということを国際社会に示す狙いがある。
 
新型コロナウイルス禍を受け、全世界の人々と国連が掲げるSDGs達成が一層困難になっている。そのため今年の国連総会では新型コロナウイルスへの対応や終息後の復興計画が主要テーマとなっている。世界中の人々が一日も早く新型コロナウイルスの不安から解消された日常生活を取り戻せるよう願っている。そのような中、創造力や団結力を発揮することが必要となっている。台湾は国連における防疫対策や復興に関連する取り組みに積極的に参加する意欲があり、能力もある。台湾での防疫対策の成功例は、参考モデルにふさわしいと言える。
 
今回のオンラインフォーラムでは、陳建仁中華民国前副総統を招へいし、「台湾モデル:新型コロナウイルス感染症に対する管理システムの成功事例」をテーマとした基調講演を行う。ダブリン大学Geary公共政策研究所のPatrick Paul Walshが議長を務め、台湾の行政院環境保護署(日本の環境省に相当)の蔡鴻徳副署長、 持続可能な開発を促進するための国際研究機関IISD(International Institute for Sustainable Development)の理事、Lynn Wagner博士らが講師として招かれる。新型コロナウイルスの蔓延下において台湾がいかにSDGs達成に向けて取り組みを行ったか、そしていかにして世界各国と「持続可能 な開発のための2030アジェンダ」を実施できるよう努力するかについて、その進ちょく状況を説明する。
 
フォーラムは外交部(日本の外務省に相当)のYoutubeチャンネルからもライブ配信される。事前にイベントの宣伝アプリ、eventbrite上のイベント紹介ページhttps://reurl.cc/n01A32での登録も可能で、各界からのオンライン参加を歓迎している。

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