中華民国の空軍司令部が17日未明、前日の16日に中国人民解放軍の運-8対潜哨戒機2機が台湾南西の防空識別圏(ADIZ)内に侵入し、空軍はただちに無線で退去させると共に厳重な監視で対応したと明らかにした。このところ中国人民解放軍の軍用機が台湾のADIZに侵入するケースが頻発している。
空軍司令部はこの対潜哨戒機2機の飛行コースのほか、近距離で撮影した写真2枚も公開。空軍はこれら2機をただちに退去させ、空の兵力を運用して厳重に監視し、対応したという。
公表した内容は国防部(日本の防衛省に相当)のウェブサイト、「国防部全球資訊網」の「国防消息」にある「即時軍事動態」に掲載されている。空軍の公式ウェブサイトには載っていない。