2024/05/07

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南投県国姓郷、地元産コーヒー豆の即売会を開催

2020/09/22
台湾中部・南投県国姓郷公所(=役場)は21日、地元産の優れたコーヒー豆をアピールするため、コーヒーの生豆のマッチング即売会を開催した。その場でロースト、ドリップし、バイヤー自らカッピング(コーヒーの風味を評価判断すること)した上で、気に入った生豆があればその場で発注するというスタイルのイベント。午前中だけで用意していた生豆380キログラムのうち8割が売れるほど好評だった。(自由時報)
台湾中部・南投県国姓郷公所(=役場)は21日、地元産の優れたコーヒー豆をアピールするため、コーヒーの生豆のマッチング即売会を開催した。産地認証を取得したカッピングスコア80点以上のコーヒー豆19種類を、その場でロースト、ドリップし、バイヤーがカッピング(コーヒーの風味を評価判断すること)した上で、気に入った生豆があればその場で発注するというスタイルのイベントで、その日の午前中だけで用意していた生豆380キログラムのうち8割が売れた。1キログラム当たりの販売価格は最高で1,700台湾元(約6,100日本円)だった。国姓郷公所は今回のマッチング即売会が成功したことから、今後も国姓産の質の良いコーヒー豆のマーケティングを強化し、コーヒー農家たちのために多様な販売プラットフォームを確立したいと意気込んでいる。
 
コーヒー豆の産地として知られる国姓郷公所は、4年前から「全国咖啡烘焙賽(=全国コーヒーロースティング大会)」を開催している。今年は23日からスタートする。今年は台湾南部・高雄市で開催される「大港盃咖啡国際交流賽(=高雄国際コーヒー・コンペティション)」(10月31日と11月1日)と初めてコラボし、上位3位に入賞した選手に「大港盃咖啡国際交流賽」への出場権を与えることになっている。今年の「全国咖啡烘焙賽」には産官学各界からバリスタ72人が参加することになっている。
 
ロースティング大会の開催により地元産のコーヒー豆をアピールする国姓郷公所だが、コーヒーの生豆のマッチング即売会を開催したのは今回が初めて。コーヒーチェリーから生豆を取り出す方法は、ウォッシュド、ナチュラル、ハニープロセスの3種類で、全国から集まった「全国咖啡烘焙賽」の出場選手、バイヤー、一般のコーヒー愛好家などが自分の好みの生豆を買い求めた。
 
中には焙煎とドリップの香りだけで、カッピングもせず、待ちきれずに発注するバリスタもいた。過去に2回、ロースティング大会で3位を獲得したことがある詹長龍さんは、「個人的には水洗式(ウォッシュド)の生豆が好きで、今回は自分のためだけでなく、友人の分も注文した」という。郭姓のバイヤーは、「会場に足を運んで自ら味わうことで、いくつか自分好みの豆を見つけた。買って帰ってお客さんと楽しみたい」と話していた。
 
今回のマッチング即売会のために用意された生豆は合計380キログラム。どの商品も1キログラム当たりの単価が1,000台湾元(約3,600日本円)以上で、最も高いものは1,700台湾元だったが売れ行きは上々だった。この日は午前中だけで、そのうち8割が売れるほど好評だった。
 

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