2024/05/05

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阿里山の茶文化とその持続可能な発展がPATAゴールド・アワードで金賞受賞

2020/09/26
太平洋アジア観光協会の「PATAゴールド・アワード」で、交通部観光局が「阿里山における茶文化のパフォーマンスと持続可能な発展」で文化部門の金賞を受賞した。(交通部観光局阿里山国家風景区管理処サイトより)
アジア太平洋地域の旅行業者などが参加する国際組織、「太平洋アジア観光協会(PATA)」が観光分野における優れたマーケティング戦略やプログラム、または功績を称える「PATAゴールド・アワード」の授賞式が24日にオンラインで開催され、交通部観光局(日本の観光庁に相当)が、同局阿里山国家風景区管理処の「Alishan Tea Culture Performance and Sustainable Development」(阿里山における茶文化のパフォーマンスと持続可能な発展)によって文化(Culture)部門の金賞(ゴールド・アワード)を受賞したことが明らかになった。今年の「PATAゴールド・アワード」では3つの大賞(グランド・アワード)と20の金賞が授与されている。
 
台湾中南部・嘉義県にある景勝地の阿里山は独特の地域的魅力と特色に満ちている。豊かな生態系を有しているほか茶の栽培にも非常に適しており、「阿里山高山茶」は世界的に知られている。
 
交通部観光局阿里山国家風景区管理処は2015年から地元のパートナーを募り、お茶の雰囲気を楽しめる空間を整備すると共に、お茶にまつわるツーリズムの「達人」も養成してきた。また、茶文化と生態系を四季の景観と結び付け、伝統的な茶文化のパフォーマンスを革新的な「お茶の旅」体験ならびに斬新なビジュアルアートへと生まれ変わらせ、多くの若者による地元へのUターンへとつなげた。こうした若者たちが自らの方式で茶文化の知恵を展示・継承することで、茶文化の体験観光が持続可能なものとなっている。
 
交通部観光局はこれからも持続可能な観光を推進、各地の地元文化を観光に取り入れることで、地方での観光をより充実したものへと発展させていく考え。
 
 

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