2024/05/06

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政治

蔡総統、英国在台弁事処のキャサリン・ネットルトン駐台代表の表敬訪問受ける

2020/12/02
蔡英文総統(右)は1日午前、台湾における英国大使館にあたる英国在台弁事処のキャサリン・ネットルトン代表(=英国大使に相当。写真左)の表敬訪問を受けた。蔡総統は、ネットルトン代表が長年にわたって台湾と英国の経済・貿易関係の強化、高官の相互訪問の促進、新型コロナウイルス対策での連携などに取り組んできたことに感謝した。ネットルトン代表は今月中に離任する。(総統府)

蔡英文総統は1日午前、台湾における英国大使館にあたる英国在台弁事処(British Office Taipei)のキャサリン・ネットルトン(Catherine Nettleton)代表(=英国大使に相当)の表敬訪問を受けた。蔡総統は、ネットルトン代表が長年にわたって台湾と英国の経済・貿易関係の強化、高官の相互訪問の促進、新型コロナウイルス対策での連携などに取り組んできたことに感謝し、これからもエネルギー転換などの分野で協力・交流を拡大できるよう支援して欲しいと伝えた。

 

ネットルトン代表は2016年末に着任。今月中に離任するため、これが最後の総統府訪問となる。蔡総統は「非常に残念だ」と別れを惜しむと共に、「政府と国民を代表して、台英関係の強化に寄与したネットルトン代表に感謝したい」と述べた。

 

蔡総統はまた、「この4年間、台湾と英国はさまざまな産業において正式な交流の枠組みを立ち上げてきた。例えば台英スマートシティフォーラム、エネルギー対話、農業対話などだ。ネットルトン代表はまた、少なからぬ高官の相互訪問を成功させ、台英交流をよりダイレクトに、スムーズにしてきた」と述べた。

 

蔡総統はさらに、「台英の貿易パートナーシップはますます強化され、加熱している。昨年の双方の貿易総額は71億ポンドに達した。イギリスにとって台湾は、アジア太平洋地域で7番目に大きな貿易パートナーとなっている。先月は台英貿易経済対話を開催したばかりだ。今後もより強固な貿易・投資関係を築き上げていきたい」と述べた。

 

また、新型コロナウイルス対策については、「台湾と英国は協力を強化し、新型コロナウイルス対策で連携を深めた。今年6月に英国の主催で開催されたグローバル・ワクチン・サミット2020(Gaviワクチンアライアンス第3次増資会合)に台湾が参加出来るようにしてくれたことについて、我々は感謝している。また、双方が一緒にポスト・コロナ時代の課題を共に克服していけるよう期待している」と語った。

 

ネットルトン代表の協力の下、台湾は英国の支援を得て洋上風力開発の「国産化」を目指し、すでに台湾初となる台湾風力発電トレーニングセンター(Taiwan International Windpower Training Center)を設立している。これにより台湾は、洋上風力発電の分野でアジアをリードする立場を手に入れた。蔡総統は、「来年は英国の主催で国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の第26回締約国会議(COP 26)が開催される。先月、台湾と英国はこの議題について話し合い、会議を招集して意見交換を行った。台湾が来年開催されるCOP26に参加出来るよう英国が支持し、双方がエネルギー転換において引き続き協力を強化できるよう願っている」と述べた。

 

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