2024/05/20

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故宮博物院で19日に初の夜間「古装」パーティー、一般の服装でも入場可

2020/12/02
「愛台湾博物館カード」は多くの博物館で入場料が無料や割引になるカード。発行1周年を記念して国立故宮博物院が19日、初めてとなる夜間の「古装」パーティーを開催する。(国立故宮博物院サイトより)
国立故宮博物院(台湾北部・台北市)が発行する「愛台湾博物館卡」(愛台湾博物館カード)は、台湾にある数多くの博物館で入場料が無料や割引になったり、イベントの優先予約が出来るようになったりするカード。今月で正式に発行されてから満1年となる。
 
国立故宮博物院はこれを記念して、今月19日夜に「穿越古今 故宮之夜」と銘打った「古装宮廷」パーティーを開催する。「古装」とは古代中国の宮廷で着用されたような衣装のこと。「愛台湾博物館卡友」(同カードの所有者)はカードを示すことで入場無料に。一般の参加希望者にはチケットが販売される。12月10日までは早期購入の優遇価格で250台湾元(約900日本円)。その後は299台湾元(約1,080日本円)で、ペアチケットは540台湾元(約1,950日本円)となっている。
 
「穿越古今 故宮之夜」は同博物院が初めて夜間に行う、いわば「仮装パーティー」。参加者は中国の宮廷ドラマに出て来るような衣装を着て故宮博物院を楽しむことが出来る。普通の服装でも入場可能で、会場ではコスプレーヤーと触れ合ったり、SNSでチェックインして「インスタ映えする」記念写真を撮ったりすることが出来る。また、会場では目と耳で楽しめるイベントとして、音楽グループ「采風楽坊」が伝統的な楽器でロック調の国楽を演奏するライブ、ならびに新北市立樟樹国際実創高級中等学校(=高校、台湾北部)によるファッションショーが行われる。さらにクイズイベントやその場ですぐに写真を手に出来るプリクラボックス、テーマに沿った背景の撮影コーナーなども設置される。
 
「愛台湾博物館カード」は2021年を迎えるにあたり、独自の優遇プランも実施。来年1月3日までに同カードの公式ホームページ、カード販売地点(コンビニエンスストアなど)、旅行先での現地ツアーやイベントのオンライン予約サイト「KLOOK」で種類を問わず1枚博物館カードを買うとショッピングバッグがもらえる。このショッピングバッグは国立故宮博物院が収蔵する人気の国宝「犧尊」(酒を注ぐための牛の形をした青銅器)と好運ならびに豊作を象徴する「旺来」(パイナップル)を結び付けたデザインで、無くなり次第終了とのこと。
 
「穿越古今 故宮之夜」パーティーは12月19日午後6時半から9時まで。
 
 

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