2024/05/04

Taiwan Today

政治

蔡英文総統・蘇貞昌院長、実刑判決受けた香港民主活動家へエール

2020/12/03
起訴事由となった昨年6月21日、香港で「逃亡犯条例」改正案に抗議して行われた警察包囲デモの様子。民主活動家の黄之鋒氏、周庭氏、林朗彦氏はこの抗議デモを煽動したとして逮捕され、禁錮刑を言い渡された。(蔡英文総統フェイスブックのスクリーンショット)
香港の裁判所は2日、「違法デモの扇動」などの罪に問われていた民主活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏、周庭(アグネス・チョウ)氏、林朗彦(アイバン・ラム)氏に対し、それぞれ、禁錮13カ月半、禁錮10カ月、禁錮7カ月の実刑判決を言い渡した。この知らせを受けて、蔡英文総統はフェイスブック(https://www.facebook.com/tsaiingwen)を通じ、3人を支援する内容のコメントを発表した。

蔡総統は、「香港衆志(デモシスト)の元秘書長(事務局長)の黄之鋒氏、同元主席(党首)の林朗彦氏、同元党員の周庭氏は、昨年の抗議デモの扇動者として逮捕され、実刑判決を受けた。この3人の香港の若者は、香港市民の民主主義における人権を守るという集合的な意志の主体となった。しかしとても残念なことに、この判決によって香港市民の民主化の要求が再び権威主義によって抑制されることとなった。台湾にも民主化の過程で紆余曲折があったが、私たちは、脅威に負けて理想とする台湾のあり方を忘れたことはない。どんな暗い夜にも必ず夜明けが訪れる。香港の皆さんが脅威にさらされて、理想を失わないよう切に願う。今はまだ絶望する時ではない。民主主義を掲げる台湾が、今後も必ず香港市民や香港の民主化を支持する」とのコメントを寄せた。

また行政院(内閣)の蘇貞昌院長(首相)もフェイスブック(https://www.facebook.com/gogogoeball)に3人を支援するメッセージを発表した。蘇院長のフェイスブックには「台湾は、正義や真理を追究しようとする香港に孤独な思いはさせない。台湾の人々は、引き続き自由のために戦う若者と共に立ち上がる」と記された。

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