2024/05/07

Taiwan Today

政治

11月の輸出受注は577.8億米ドル、前年同月比で29.7%プラスに

2020/12/22
今年11月の輸出受注は10月と比べて61億9,000万米ドル多い577億8,000万米ドルに。増加率は12.0%で、季節調整後では16.5%。前年同月比では29.7%増えた。ICT製品はスマートフォンの新製品やリモートワーク関連の需要が寄与。エレクトロニクス製品は新技術の応用が広がり、ICデザインやシリコンウエハの受託生産などが好調だった。(聯合報より)
経済部(日本の経産省に相当)が21日、今年11月の輸出受注統計を公表した。それによると、11月の輸出受注は前月(10月)と比べて61億9,000万米ドル多い577億8,000万米ドルだった。増加率は12.0%で、季節調整後では16.5%だった。また、前年同月比では132億5,000万米ドル増え、増加率は29.7%だった。台湾元で計算した場合の増加率は22.8%。今年1月から11月までの累計は4,731億1,000万米ドルで、昨年の同じ時期と比べて7.3%、323億4,000万米ドル増えた。
 
主要品目別にみると、ICT製品の受注額が208億2,000万米ドルで1カ月あたり過去最高に。前月(10月)比では22.3%の増加。前年同月比では39.4%増えた。主にグローバルブランドのスマートフォンの新製品発売や在宅勤務・リモートワーク関連商品の継続的な需要が寄与。さらに年末商戦でノートブックパソコンやタブレット型端末、ネットワーク関連商品やビデオカード(グラフィックカード)の需要が拡大した。国・地域別で大きく増えたのは欧州からの受注。前年同月比で32億米ドル増加した。また、米国からの受注も前年同月比で15億3,000万米ドル増えた。
 
エレクトロニクス製品は171億9,000万米ドルで1カ月あたり過去最高に。前月比で13.0%増、前年同月比では37.8%増えた。主にスマートフォンやノートブックパソコン、タブレット型端末、ゲーム機などの需要が強かったほか、新技術の応用が広がり、ICデザインやシリコンウエハの受託生産、半導体商社の受注につながった。国・地域別では米国からの受注が前年同月比で17億4,000万米ドル増加、中国大陸と香港からの受注が13億3,000万米ドル増えたことが目立つ。
 
光学器材の受注額は23億7,000万米ドルで前月比4.5%増。前年同月比では27.8%増えた。主な原因は在宅勤務やリモート授業に関連した製品が液晶パネルの需要を押し上げたこと。また価格の継続的な上昇も受注額の増加につながった。
 
ベースメタル(卑金属)は24億3,000万米ドルで前月比3.6%増。前年同月比では25.2%の増加だった。
 
 

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