2024/04/29

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高雄ライトレール、第2期大南環区間が12日に開業

2021/01/11
高雄ライトレールは、世界初の架線レスを達成した次世代路面電車。さらに、線路の80%を緑化するなど環境に配慮した設計が施されている。(高雄捷運公司提供、中央社)

台湾南部・高雄市を走る高雄ライトレール(高雄捷運環状軽軌)の第2期大南環区間が12日に開業する。高雄市政府捷運工程局は、市民の同路線利用を呼び掛けるため8日午前、大南環区間の駅名(C34五権国小駅)ともなっている高雄市立五権国小(小学校)の教師と生徒を新路線の試乗に招待した。高雄市政府捷運工程局は、引き続き高雄ライトレールへの利用促進のため、大南環区間9駅の開業後も運賃は変わらないとしている。

高雄ライトレールを運営する高雄捷運公司は安全面について、「ライトレールの沿線に設置された専門の信号機は、ライトレールの運転手がそれに従って運転することができる。自動車、自転車、歩行者は、道路上の道路標識や信号機、路面表示に従って運行・通行及び停止する必要がある。ライトレールは、道路を通行する全ての人が安全で速やかに交差点を横断できるよう設計されている」と説明した。

高雄市政府捷運工程局によると、高雄ライトレール第2期大南環区間は12日午後4時に開業する。開業する路線は、C32南凱旋公園站駅からC1籬仔內駅を経て、C17鼓山區公所駅まで新たに9駅が加わり、全長は8.7㎞から12.8㎞に延びた。苓雅区から鼓山区間が直通となり、交通や教育における重要なハブ的役割を担うこととなった。

高雄市政府捷運工程局はさらに、ライトレールの路線は延伸されても、グリーンエネルギーを導入した交通を目指して、引き続き高雄ライトレールへの乗車をアピールしていくことを強調した。運賃は従来通り、全区間一律30台湾元(約112日本円)、IC乗車券による利用者はサービス運賃の10台湾元(約37日本円)となる。

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