2024/04/30

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政治

クラスター発生の病院、隔離対象者を大幅に拡大

2021/01/25
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は24日、衛生福利部桃園医院(=病院)で発生した新型コロナウイルスのクラスターに関連する隔離対象者を大幅に拡大すると発表した。蔡英文総統も同日、フェイスブック、LIEN、インスタグラムを通して該当者への呼び掛けを行った。(蔡英文総統フェイスブックより)
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は24日、衛生福利部桃園医院(=病院)で発生した新型コロナウイルスのクラスターに関連して、1月8日から11日にかけて同医院に入院していた60代男性(発症番号889)と、同居人である60代女性(発症番号890)の感染が新たに確認されたことを明らかにした。男性は退院後の20日になって悪寒、倦怠感などの症状を訴え、23日に別の疾患で医療機関を受診したところ、発熱していたことから隔離・検体採取の対象となり、24日になって感染が確認された。退院患者から新型コロナウイルスの感染が確認されたことを受け、中央感染症指揮センターは同医院のクラスターに関連する隔離対象者を拡大することを決めた。追加対象者は以下のとおり。

(1)1月6日から19日までの期間、同医院を退院した患者及びその同居人
(2)1月6日から19日までの期間、同医院を退院した患者の介護者とその同居人
(3)症例番号889の入院期間中の接触者  

該当者は24日より隔離の対象となる。隔離期間は、退院日から14日後までとする。すでにこの期間が満了している場合はPCR検査を受け、その後7日間は不要不急の外出を控える「自主健康管理」を行う。隔離期間が満了していない場合は引き続き隔離を行い、満了後にPCR検査を行う。
 
中央感染症指揮センターは、各地の医療機関でも警戒を高めるため、1月6日以降に衛生福利部桃園医院を訪れた患者やスタッフの記録を、国民健康保険証のクラウド共有システムに掲載することを決めた。また、1月6日以降に同医院を訪れた患者、スタッフ全員を「自主健康管理」の対象とするとした。
 
中央感染症指揮センターは、新たに隔離対象となった人々に対して即刻外出を控えるよう呼びかけている。該当者には衛生福利部、警察当局、民政当局の職員が24日午後6時以降、順次通達を行うことになっているが、手配をスムーズに行うため、該当者が自ら1922(防疫専用ダイヤル)に電話し、情報を提供することも歓迎している。
 

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