多数の中国軍機が、23日と24日の2日連続で台湾南西の防空識別圏（ADIZ）に侵入した。
国防部（日本の防衛省に相当）公式サイトの「即時軍事動態」によると、24日、多数の中国軍機が台湾海峡の中間線以南から台湾南西の空域に侵入した。ADIZに侵入したのは中国人民解放軍の「運-8」対潜哨戒機延べ2機、スホイ30戦闘機延べ2機、J-16戦闘機延べ4機、J-10戦闘機延べ6機、「運-8」電子偵察機1機の計延べ15機。特に「運-8」対潜哨戒機はADIZの南の境界線近くまで侵入しており、ADIZ内での飛行は相当な距離になった。
前日の23日にはH-6爆撃機延べ8機、J-16戦闘機延べ4機、「運-8」対潜哨戒機1機の計延べ13機がADIZに侵入しており、これで中国軍機による大規模侵入は2日連続となった。
これに対して中華民国（台湾）空軍は慣例に従い、戦闘機を緊急発進させ、無線で退去を促すと共に、地対空ミサイルシステムによる監視・追跡を行った。