2024/05/07

Taiwan Today

政治

マスク外交で縁、ブダペストの市長がクラスター対策に奮闘する桃園市を応援

2021/01/26
桃園市で新型コロナウイルスのクラスターが発生。全国に緊張が広がる中、先ごろマスクの寄付を受けたことで桃園市と縁を結んだブダペストのKarácsony市長がツイッターで同市を激励した。写真はKarácsony市長のツイッターのスクリーンショット。(Karácsony市長のツイッターより)
台湾北部・桃園市に位置する衛生福利部桃園医院(=病院)で新型コロナウイルスのクラスターが発生して全国に緊張が広がる中、先ごろマスクの寄付を受けたことで桃園市と縁を結んだハンガリーの首都ブダペストの市長がツイッターで同市を思いやると共に激励した。ブダペストのGergely Karácsony市長は桃園市の鄭文燦市長の名を挙げた(メンション)上で、「我々は台湾の人たちと共に感染症に立ち向かう!」とつづっている。
 
桃園市は昨年12月、台湾製のサージカルマスク30万枚をブダペストに寄付することを発表、両市の市長はこの件で互いを知るようになり、Karácsony市長は桃園市の鄭市長に対してブダペストを訪問するよう要請、スマートシティやデジタル技術、グリーントランスポート(持続可能な運輸システム)、観光文化など多方面での交流を希望した。マスクは1月中旬にはハンガリーに届いたという。
 
桃園医院におけるクラスター発生を知ったKarácsony市長は25日、自身のツイッターで鄭文燦市長の名を挙げ、「我々は桃園市と同市の鄭文燦市長に対して感謝の気持ちをいつまでも持ち続ける。桃園市からのマスクに感謝する。桃園市では新型コロナの封じ込めに成功していたが、現在は新たなクラスターが発生したことでそれと戦っていると聞いた。我々は台湾の人々と共に感染症に立ち向かう。人々の健康と安全のため努力する!」とつづった。
 
Karácsony市長は現在45歳。過去にはハンガリー議会の議員を務めたほか、ブダペスト市14区の区長に選ばれた実績を持つ。昨年10月に行われた市長選挙で与党・フィデス(Fidesz)=ハンガリー市民同盟の候補を破って当選。ハンガリーの政界における新たなスターと目されている。
 
 

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