2024/04/28

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昨年12月の工業生産指数は前年比9.9%プラス、過去最高に

2021/01/26
昨年12月の工業生産指数は前年同月比9.90%プラスの129.07。そのうち製造業生産指数は131.52でともに過去最高を記録。また通年ベースでも過去最高となった。(経済部サイトより)
経済部(日本の経産省に相当)統計処が25日、昨年12月の工業生産指数を発表した。昨年12月の工業生産指数は129.07で、前年同月比9.90%のプラスに。そのうち製造業生産指数は131.52でいずれも過去最高を記録した。前年同月比では10.41%上昇し、11カ月連続のプラス成長。2020年通年での工業生産指数は115.84。製造業生産指数は116.83で、いずれも通年ベースの過去最高を記録した。
 
統計処によると、在宅勤務・リモートワーク関連のビジネスチャンスと5G(第5世代移動通信システム)など新技術の応用拡大に加え、旧正月前に在庫を確保しようとする動きもあり、情報エレクトロニクス産業(Information & Electronic Industry)、ベースメタル(卑金属)、機械及び輸送機器(船舶・自動車・航空機など)などの生産量が著しく増えた。12月の製造業生産指数は前年同月比で10.41%のプラス。2020年通年では前年比プラス7.26%だった。
 
情報エレクトロニクス産業では電子部品が前年比でプラス16.4%に。そのうち集積回路は同19.12%と大きく増えた。5Gやハイパフォーマンスコンピューティングなどの応用設備と、ゲーム機などコンシューマーエレクトロニクス製品の需要が力強かったのが主な原因。液晶パネルとそのモジュールは端末となるエレクトロニクス製品の需要が顕著に拡大したことで、IT製品やテレビ向けパネルの生産量が継続的に増加。前年比24.84%の大幅なプラスとなった。
 
コンピュータ・エレクトロニクス製品・光学機器(Computers, Electronic & Optical Products)は巣ごもり消費やリモート関連の需要が引き続き堅調だったことに加え、旧正月前の在庫確保の効果が現れ、前年同月比12.33%のプラスだった。
 
従来型産業では、ベースメタルが機械、自動車、家電、建設業などの回復を背景に川下企業からの需要が強く、前年比14.33%のプラスに。機械設備業は情報エレクトロニクス産業の受注が好調で半導体、5G対応、オートメーションなどの需要が拡大。スライドレールやロボットアームなどの増産で前年同月比14.34%のプラスに。化学素材産業は石油化学、ゴムなどの原料が感染予防物資向けの旺盛な需要の恩恵を受け、前年同月比8.84%のプラスとなった。自動車と自動車部品は新車販売が好調だったこと、ならびに政府による買い換え支援策、自動車メーカーの優遇プラン強化などが増産を促し、前年同月比21.57%のプラスとなった。
 
 

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