2024/04/28

Taiwan Today

政治

台北国際ブックフェアがオンラインで開幕、ノーベル賞作家カズオ・イシグロ氏らが講演

2021/01/27
新型コロナウイルスの影響で5月に延期されていた台北国際ブックフェアがオンラインでの開催に変更され、26日に開幕した。国内外の作家20名以上がオンラインで参加している。写真は同ブックフェアのYouTubeチャンネル。28日には行政院のオードリー・タン政務委員(無任所大臣)も出演する予定。(YouTubeのスクリーンショット)
当初は2月に予定され、新型コロナウイルスの影響で5月に延期されていた台北国際書展(以下、「台北国際ブックフェア」)がオンラインでの開催に変更され、26日に開幕した。予定されていたトークイベントの「国際沙龍」(国際サロン)もオンラインでの実施となり、ノーベル文学賞受賞者のカズオ・イシグロ氏、『トワイライト』の作者ステファニー・メイヤー女史ら、外国の作家20名あまりがインターネットを通じて読者と交流している。
 
実体のある形での台北国際ブックフェアはコロナ禍で中止となったが、オンラインでのブックフェアは予定通り行われている。主催者の財団法人台北書展基金会(台北ブックフェア基金会)によると、26日午前には韓国をテーマ国とした開幕セレモニーを開催し、台北国際ブックフェアのYouTubeチャンネルやフェイスブック、公式ウェブサイトでライブ配信を行った。オンラインでのブックフェアも同時にスタートし、20名を超える外国の作家たちが実際に集うはずだったトークイベント「国際サロン」は、インターネットを通じた「閲読沙龍Online」へと変更された。
 
「閲読沙龍Online」もインターネットを通じてライブ配信されている。27日から31日まで、カズオ・イシグロ氏、ステファニー・メイヤー女史、韓国人イラストレーターのスージー・リー(Suzy Lee)女史、日本の芥川賞作家の平野啓一郎氏、全米図書賞を受賞したハ・ジン氏、マン・ブッカー賞に2度ノミネートされたインド人作家のアミタヴ・ゴーシュ氏ら、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、香港、日本、イギリス、米国、インド、台湾からの20名を超えるスピーカーがビデオメッセージやリモート形式で読者たちと対面している。
 
一方、実体のある台北国際ブックフェアで計画されていた六つの専門フォーラムは26日から29日まで台北世界貿易センター展示ホール1(台湾北部・台北市)の2階で、場所(会議室)、時間、講演者のいずれも当初の計画通りに開かれている。フォーラムは、「出版力フォーラム」、「フランクフルト出版関連人材養成講座」、「国際出版フォーラム」など。
 
 

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