2024/04/30

Taiwan Today

政治

チェコ・プラハの市長が台湾との科学技術と教育分野での協力関係深化を宣言

2021/01/28
チェコの首都プラハの市長が台湾と互助互恵のパートナーシップを深めていくと宣言。基礎教育のデジタル化や技術革新など、科学と教育分野で協力関係を促進するという。写真はパートナーシップを深めていくことを宣言するプラハのフジブ市長(左から1人目)と中華民国(台湾)の柯良叡駐チェコ代表(同2人目)ら。(外交部)
チェコの首都プラハ市のズデニェク・フジブ(Zdeněk Hřib)市長が現地時間27日に開いた記者会見で、今後台湾と互助互恵のパートナーシップを深めていくことを宣言した。基礎教育のデジタル化や技術革新、及び気候変動に対する考え方など、科学と教育の分野で実質的な協力関係を促進する。
 
フジブ市長は席上、科学技術と教育面での台湾の進歩ぶりを称えると共に、互いにリスペクトし、恩恵を受けることを基礎に進めてきた実質的な協力事業は広く受け入れられていると指摘し、会場に展示された台湾製の教育用ロボット(ロボットアーム)ならびに近々台湾からチェコに届く予定のスペクトラムアナライザを紹介した。これらはコンピュータサイエンスやPLC制御学習に運用されるという。プラハ市教育局のVít Šimral局長も、同市が中華民国(台湾)の駐チェコ代表処と、1年通しての教育に関する協力方式を検討していることを明らかにした。中学生のための科学展示会やコンクールを合同で開催し、台湾とチェコの学生たちの自然科学分野における交流を深めることなどが話し合われているという。
 
台湾とチェコ間の科学技術分野における協力関係は近年ますます密接になっており、双方は科学協力協定を締結、情報交換協力覚書も交わしている。昨年は台湾の最高学術研究機関・中央研究院の廖俊智院長とチェコ科学アカデミーのEva Zažímalová院長が感染症対策に関する協力などを議題にテレビ会議で交流した。また、今年1月24日の国際教育デーに呼応し、台湾とチェコは基礎教育のスマート化とデジタル化に向けた協力関係を強化している。これは科学技術と産業の結びつきを青年の教育及び交流から始めようとするもので大変有意義な取り組みだという。
 
中華民国外交部(日本の外務省に相当)は、台湾とチェコ双方が科学技術と教育分野での協力関係を深めることを歓迎すると共に、チェコとの民主主義に基づく全面的なパートナーシップの強化に力を入れていくとしている。
 
 

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