中華民国(台湾)の謝長廷駐日代表がこのほど、在日米国大使の公邸に招かれて交流した。米国のジョセフ・M・ヤング駐日臨時代理大使が4日、自身のツイッターで明らかにした。中華民国(台湾)の駐日代表が米国大使の公邸に公式に招かれるのは中華民国と米国が国交断絶してから初めてのことだという。
ヤング駐日臨時代理大使は日本語と英語で、「台北駐日経済文化代表処の謝長廷氏を大使公邸に今週お迎えし、地域の安定、経済の繁栄、人と人とのつながりの強化など幅広いテーマにわたる共通の優先事項について意見交換しました」と投稿、関係者の記念写真ならびに謝駐日代表がゲストブックに残したメッセージなどの写真も公開した。それによれば、謝駐日代表のメッセージは2日付けで、「台湾と米国、日本の友情が末永く続きますように。台湾駐日代表 謝長廷」(原文は英語)と書かれている。
謝代表も自身のフェイスブックで4日、「一昨日、米国のヤング駐日臨時代理大使に招かれて大使公邸で会食、地域の平和や経済の繁栄など共に関心を寄せる事柄について意見を交わした。わが方は引き続き理念の近い国々との友好的なパートナーシップを深めていきたいと願っている」と記した。